更新日: 2022.01.11 年収
年収400万円独身ですが、猫を飼うにはどれくらい費用がかかりますか?
本記事では、年収400万円の独身の人は猫を飼えるのか、猫を飼うのにかかる費用を詳しく解説します。かわいいだけではペットを飼うことはできません。事前に、どれくらいの費用がかかるのかを、しっかり確認しておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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猫を飼うのにかかる費用
猫を飼うのにかかる大きな費用は、大きく分けて4つの項目にわかれます。購入するときにかかる費用や、1ヶ月あたりにかかる費用以外にも、病気・けがになったとき、去勢・避妊にかかる費用があります。
年収400万円の独身の人でも、余裕をもって飼えるのか、この見出しでは猫を飼うのにかかる費用を見ていきましょう。
購入時にかかる費用
猫を購入するときにかかる費用は、品種や動物病院によって異なりますが、まず子猫の場合は予防接種が必要です。1回のワクチン代が約5000円前後かかり、十分な免疫を付けるために2~3回頻度を空けて接種します。
次に、猫を迎えるために必要なグッズは、下記を参考にしてください。
●トイレ
●食器
●フード
●爪とぎ
●おもちゃ
●猫砂
日用品やおもちゃは、多くの種類があるため、予算に合わせて準備してください。
これらのものをそろえるための費用は、約1万5000円ほど見ておけば安心です。ワクチン代と合わせると、3万円ほどみておきましょう。
1ヶ月にかかる費用
一般社団法人ペットフード協会の「令和2年 全国犬猫飼育実態調査」によると、1ヶ月にかかるキャットフードの平均支出金額は2673円。猫1匹あたりの、猫に関する平均支出総額は7252円です。
調査結果によると、猫全体の平均寿命が15.45歳であり、生涯かかる必要経費は、123万5071円とあります。
猫のキャットフードは、価格帯にもさまざまなものがありますが、2万円以上かけている飼い主も全体の7.1%います。もっとも多い割合は、5000~1万円の27.3%でした。
高齢になるにつれて、キャットフードに気を使う飼い主もいたり、普段から食事面に気を使っていたりする飼い主の場合だと、キャットフードは平均よりも高くなるかもしれません。
病気になったときにかかる費用
猫も人間と同じように、病気やけがをすれば病院で治療を受けなくてはいけません。一般社団法人ペットフード協会の「令和2年 全国犬猫飼育実態調査」によると、1年間で動物病院に行った回数の平均値は、約1~3回ほどが多いようです。
また、公益社団法人 日本獣医師会の「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査及び飼育者意識調査 調査結果」によると、1ヶ月あたりの動物病院にかける費用は猫の場合
平均10280円でした。
猫の病気やけがの度合いによっては、もっと費用がかかる可能性があります。猫は公的な医療保険がないことから、ペット保険に加入する飼い主が多いです。しかし、ペット保険だけでは全額まかなえないこともあるため、ある程度はお金を準備しておく必要があるでしょう。
去勢・避妊にかかる費用
猫の避妊手術で、卵巣のみを摘出する場合の手術費用相場は1万円ほどです。卵巣と子宮を摘出する場合は、1~4万円ほどかかります。
次に、猫の去勢手術にかかる費用は、5000~2万円ほどが相場となっています。
猫の状態によっては、麻酔費用や入院費用が必要なケースもあるため、金額が大きく変わる可能性もあるでしょう。また、手術を受ける動物病院によっても金額は変わるので、事前に問い合わせて確認すると安心です。
猫を飼うのにかかる1ヶ月の費用は、2万円くらいを見ておこう
猫を飼うのにかかる費用は、初期費用と手術代で3~7万円くらいです。また、毎月かかる費用や、いざというときの病院代を考えると、1ヶ月2万円くらいを見ておくと安心でしょう。
もちろん、2万円よりも費用を切り詰めることは可能ですが、「お金がないから病院には連れていけない」などの事態は避けなくてはいけません。
年収400万円の独身の人でも、上記で挙げたお金を毎月しっかりと準備できるのであれば、猫を飼えるでしょう。ぜひ、猫を購入するときの参考にしてみてください。
出典
一般社団法人ペットフード協会「令和2年 全国犬猫飼育実態調査」
公益社団法人 日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査及び飼育者意識調査 調査結果」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部