更新日: 2022.01.12 年収

システムエンジニアの平均年収はどれくらい? 収入を増やすための方法って?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

システムエンジニアの平均年収はどれくらい? 収入を増やすための方法って?
システムエンジニアの年収について「平均年収がどれくらいなのか?」「収入が変わる条件や増やす方法が知りたい」など疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
 
需要の高いプログラミング言語の習得や規模が大きい企業へ転職をすることで、システムエンジニアの収入は増える可能性があります。
 
ここでは、システムエンジニアの平均年収や、収入を増やす方法などについて解説します。
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システムエンジニアの平均年収

 
厚生労働省「賃金構造基本統計調査(2019年)」によると、システムエンジニアの平均年収は、図表1のとおりです。
 
【図表1】

平均年収 568万9000円
年間賞与額 112万9000円
平均年齢 38.8歳

 
※平均年収は『「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」』で算出
※平均年収は男女計、企業規模10人以上
 
上記のとおり、システムエンジニアの平均年収は568万9000円です。企業規模別や年齢別の平均年収についても見てみましょう。
 

企業規模別平均年収

 
また、システムエンジニアの企業規模別平均年収は、厚生労働省「賃金構造基本統計調査(2019年)」によると図表2のとおりです。
 
【図表2】

事業所規模 平均年収
1000人以上 627万2300円
100人〜999人 532万2300円
10人〜99人 536万9100円

※平均年収は『「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」』で算出
※平均年収は男女計
 
事業所規模が1000人以上になると、1000人未満の規模と比べて平均年収が90万円以上増えています。
 

年齢別平均年収

 
次に、厚生労働省「賃金構造基本統計調査(2019年)」から、システムエンジニアの年齢別平均年収を見てみると、図表3のとおりになります。なお、こちらは所定内給与額をもとにした数値で、超過労働給与額を含んでいません。
 
【図表3】

年齢
20〜24歳 313万4200円 313万7100円
25〜29歳 403万円 409万6600円
30〜34歳 497万900円 466万6500円
35〜39歳 550万3100円 475万8700円
40〜44歳 609万2700円 586万4500円
45〜49歳 623万300円 519万900円
50〜54歳 682万2600円 570万1100円
55〜59歳 689万8400円 569万6100円
60〜64歳 460万8300円 354万800円
65〜69歳 555万2300円

※平均年収は『「所定内給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」』で算出
 
男性は55〜59歳、女性は40〜44歳の平均年収が最も高い水準です。
 

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給与所得者の平均年収

 
国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は433万1000円です。平均給与は368万5000円で、平均賞与は64万6000円でした。平均年収の推移は図表4のとおりで、420〜440万円前後になります。
 
【図表4】

平均年収
2020年 433万1000円
2019年 436万4000円
2018年 440万7000円
2017年 432万2000円
2016年 421万6000円
2015年 420万4000円

※国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」より
 
システムエンジニアの平均年収と比べてみると、システムエンジニアの年収は平均よりも比較的高い水準にあることが分かります。
 

収入を増やす方法

 
システムエンジニアが収入を増やしたい場合は、その方法を知ることで年収が上がる可能性があります。例えば、トレンドに合ったプログラミング言語の習得や、規模の大きい企業への転職、フリーランスへの転向などです。
 
ここでは、システムエンジニアが収入を増やす3つの方法について確認しましょう。
 

需要の高いプログラミング言語を習得する

 
JavaやPerl、Ruby、PHP、Swift、Pythonなど、プログラミング言語にはさまざまな種類があります。プログラムの世界にもトレンドがあり、需要の高いプログラミング言語は都度変化します。需要の高いプログラミング言語を習得していれば、業界で重宝されやすいため、収入が増える可能性が高いです。
 

規模の大きい企業へ転職する

 
規模が大きい企業は規模が小さい企業より、年収が高い可能性があります。上で見てきたように、事業所規模が10人〜99人の平均年収は536万9100円、100〜999人は532万2300円であるのに対し、1000人以上になると平均年収は627万2300円まで上がります。
 
収入を増やしたい場合は、規模の大きい企業へ転職するのも1つの方法です。
 

実力をつけてフリーランスになる

 
フリーランスになれば、働いた分だけ収入が増えます。間に会社が入らないので、売上金がまるまる入ってきます。営業や経費管理、確定申告などをしなくてはいけませんが、会社員時代よりも収入が増える可能性があるのが魅力です。実力をつけてフリーランスになることも検討してみると良いでしょう。
    

システムエンジニアの平均年収は世間一般の平均年収より高い傾向

 
システムエンジニアの平均年収は568万9000円で、給与所得者の平均年収433万1000円よりも130万円以上高いです。需要の高いプログラミング言語の習得や規模の大きい企業への転職、フリーランスへの転向などでさらに収入が増える可能性があります。
 
これからシステムエンジニアを目指す方や、すでに業界で活躍している方は、ここで紹介した平均年収や、収入を増やす方法を参考にしてみてください。
 
出典
厚生労働省「賃金構造基本統計調査(2019年)」
国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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