更新日: 2022.01.15 年収

税理士の年収はどれくらい? 最も高い40~44歳は平均年収の2倍も?

税理士の年収はどれくらい? 最も高い40~44歳は平均年収の2倍も?
税理士の仕事に興味があり「税理士の平均年収がどれくらいか知りたい」「年齢別や役職別の年収はどれくらいなのか?」など、疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
 
ここでは、税理士の平均年収や年齢別・役職別年収について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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税理士の平均年収

厚生労働省「令和2年 賃金構造基本統計調査」によると、税理士(公認会計士含む)の平均年収は図表1のとおりです。
 
【図表1】

平均年収 958万4200円
年間賞与額 274万1800円
平均年齢 40.3歳

※平均年収は『「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」』で算出
※税理士と公認会計士を合わせた平均年収です。
 
平均勤続年数は10.6年、平均年齢40.3歳で、平均年収は1000万円近くあるなど非常に高い水準です。また、年齢別の平均年収についても見ていきましょう。
 

年齢別平均年収

厚生労働省「令和2年 賃金構造基本統計調査」によると、税理士の年齢別平均年収は図表2のとおりです。
 
【図表2】

年齢 平均年収
20〜24歳 364万600円
25〜29歳 505万6500円
30〜34歳 912万5100円
35〜39歳 1009万4400円
40〜44歳 1157万5200円
45〜49歳 1106万8400円
50〜54歳 812万9800円
55〜59歳 755万4000円
60〜64歳 415万7300円
65〜69歳 681万2800円

※平均年収は『「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」』で算出
※税理士と公認会計士を合わせた平均年収です。企業規模計(10人以上)
 
平均年収が最も高い年齢は40〜44歳(1157万5200円)で、最も低い年齢が20〜24歳(364万600円)です。30代後半〜40代後半にかけては平均年収が1000万円を超えています。また、60代になっても平均年収は400万〜600万円台と高い水準です。
 

給与所得者の平均年収

国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者5245万人の平均年収は433万1000円でした。平均給与は368万5000円で、平均賞与は64万6000円です。2013年〜2020年の平均年収の推移は図表3のとおりです。
 
【図表3】

平均年収
2020年 433万1000円
2019年 436万4000円
2018年 440万7000円
2017年 432万2000円
2016年 421万6000円
2015年 420万4000円
2014年 415万円
2013年 413万6000円

※国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」より
 
なお、2020年の男女別平均年収は、男性が532万2000円、女性が292万6000円です。これと比べると、税理士の年収が高い水準であることが分かります。
 
    

税理士の役職別年収

税理士事務所にもよりますが、役職が設けられている場合があります。役職には「スタッフ」「シニアスタッフ」「マネージャー」「パートナー」などがあり、スタッフ〜パートナーの順で年収が上がっていきます。
 
事務所にもよりますが、スタッフで年収500〜700万円程度、シニアスタッフで700〜800万円程度、マネージャーで1000万円程度、パートナーになると1500万円以上のケースもあります。
 
役職の有無や年収の違いは事務所によって異なりますので、事前に確かめておくとよいでしょう。
 

税理士の平均年収は高い

給与所得者の平均年収が433万1000円なのに対し、税理士(公認会計士含む)の平均年収は958万4200円です。30代後半〜40代後半にかけては平均年収が1000万円を超えており、最も高い40〜44歳の平均年収は1157万5200円です。
 
給与所得者の平均年収の2倍以上となります。税理士の平均年収は、世間一般の平均年収よりはるかに高い水準です。税理士の仕事に興味がある方は、ここで紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。
 
出典
国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」
厚生労働省「令和2年 賃金構造基本統計調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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