更新日: 2022.01.22 年収
年収800万円の世帯は東京にどれくらいいる?
全国や東京の平均世帯年収が分かると、自身の世帯年収が世間一般と比べて多いのか少ないのか判断がしやすくなります。
また、刺激を受け、仕事のモチベーションアップにもつながる可能性があります。そのため平均世帯年収など、基準となるものを知っておくことは大切です。
ここでは、全国や東京の平均世帯年収と東京の世帯年収800万円の割合について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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全国の平均世帯年収
厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」によると、2018年の全国の平均世帯年収は552万3000円でした。中央値は437万円です。
また、世帯別で見ると、高齢者世帯は312万6000円、高齢者世帯以外の世帯は659万3000円、児童のいる世帯は745万9000円でした。平均世帯年収の推移は、図表1のとおりです。
【図表1】
世帯平均年収 | 全世帯 | 高齢者世帯 | 高齢者世帯 以外の世帯 |
児童のいる 世帯 |
---|---|---|---|---|
2018年 | 552万3000円 | 312万6000円 | 659万3000円 | 745万9000円 |
2017年 | 551万6000円 | 334万9000円 | 653万2000円 | 743万6000円 |
2016年 | 560万2000円 | 318万6000円 | 656万3000円 | 739万8000円 |
2015年 | 545万4000円 | 308万1000円 | 638万円 | 707万6000円 |
2014年 | 541万9000円 | 297万3000円 | 636万4000円 | 712万9000円 |
2013年 | 528万9000円 | 300万5000円 | 615万2000円 | 696万3000円 |
※「2019年 国民生活基礎調査の概況」の「各種世帯の所得等の状況」より
平均世帯年収が最も高い「児童のいる世帯」で、700〜750万円前後を推移しています。
東京の平均世帯年収
東京都の『「都民のくらしむき」東京都生計分析調査報告(年報)令和2年』によると、東京都に住む勤労者世帯の1ヶ月あたりの収入は70万1538円です。1ヶ月あたりの収入から年収を計算すると841万8456円になります。
勤労者世帯の1ヶ月あたりの収入は、図表2のとおり増加傾向です。
【図表2】
年 | 勤労者世帯1ヶ月あたりの収入 |
---|---|
2020年 | 70万1538円 |
2019年 | 67万3468円 |
2018年 | 63万2404円 |
2017年 | 58万63円 |
2016年 | 60万5530円 |
2015年 | 57万4733円 |
厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」によると、2018年の全国の平均世帯年収は552万3000円です。東京都の平均世帯年収は280万円以上高いことが分かります。また、同じ2018年(758万8848円)で見ても200万円以上高いです。
東京の世帯年収800万円の割合
平成29年度東京都福祉保健基礎調査「東京の子供と家庭」によると、調査対象である3861世帯(小学生までの子供を養育する 3318 世帯+ 20歳未満の子供を養育するひとり親543 世帯)の中で、「世帯年収800万円以上」の世帯割合は35.3%でした。
うち「世帯年収800万〜1000万円未満」の世帯割合は14.1%です。子育て世代限定の割合となりますが、およそ2.8世帯に1世帯が世帯年収800万円以上で、7世帯に1世帯が世帯年収800万〜1000万円未満となります。
東京は高所得世帯が多い傾向にある
全国の平均世帯年収は552万3000円(2018年)で、東京の平均世帯年収は841万8456円(2020年)です。2018年の平均世帯年収も758万8848円と、全国平均より200万円以上も高いです。
また、子育て世代限定ながら、35.3%の世帯が世帯年収800万円以上という調査結果もあります。全国平均などと比べてみても、東京には高所得世帯が多い傾向があることが分かります。
出典
厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」
東京都「「都民のくらしむき」東京都生計分析調査報告(年報)令和2年」
平成29年度 東京都福祉保健基礎調査「東京の子供と家庭」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部