更新日: 2022.01.27 年収

公務員の平均月収とボーナスはどれくらい?

公務員の平均月収とボーナスはどれくらい?
安定した収入を得られるイメージが強い公務員。そんな公務員の月収やボーナスについて気になったことはありませんか。公務員の種類や役職によっては高い月収やボーナスをもらえるパターンもあり、民間企業のサラリーマンよりも高い年収を誇っていることもあるのです。
 
本記事では、公務員の月収やボーナスについて詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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公務員の平均月収とボーナスは?

人事院が発表している「令和2年公務員給与等実態調査」によると、公務員の平均月収は約41万7230円、ボーナスは夏と冬の2回の支給で約120万円です。公務員には2種類あり、国家公務員と地方公務員では月収やボーナスが変わることがあります。国家公務員の平均月収は33万7788円、年収の平均は約686万円となり、役職や年齢によって600〜800万円までの幅があるのが特徴です。
 
国家公務員の給与は棒給表で定められており、棒給に各種手当てを加えたものが毎月の給料となります。棒給は業務の難しさや責任の重さなどによって決められていて、それに合わせた手当等が支給される仕組みです。
 
大卒の国家公務員なら行政職棒給表が使われ、税金関係の業務を任されている国家公務員は、税務職棒給表でボーナスの額が決まります。国家公務員のボーナスは夏と冬の2回に分けて支給されて、平均は約120万円です。
 
一方、地方公務員の平均月収やボーナスは、総務省が発表している「令和2年地方公務員給与実態調査」によると、一般行政職の平均月収31万6933円、ボーナスは夏の平均支給額が68万100円、冬の平均支給額は79万6881円です。地方公務員は、人口数などが多い政令指定都市では業務の量が多くなるため、月収やボーナスが高くなることがあります。
 
公務員の月収は勤続年数が増えれば増えるほど上がっていき、年齢を重ねると年収が増える傾向にあります。仕事内容や仕事のできは関係なく、給与は徐々に上がるシステムになっているのです。ただ、ボーナスや棒給は仕事内容や仕事の成果によって変わります。
 
基本的に公務員の給与は民間企業のサラリーマンなどを含めた平均値をオーバーしないように配慮されています。公務員だけ高い給与をもらって特別扱いされているなどと誤解を生まないためにも、平均値前後に設定されていることがほとんどです。
 

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職種や年齢別の年収や月収

国家公務員の年収や月収は、職種や年齢によって大きく変わることがあります。人事院が発表している「令和2年国家公務員給与等実態調査」によると、職種ごとの平均年収は以下のとおりです。

●一般行政事務職:636万4075円
●技術・労務職員:522万4753円
●税務署職員:692万4492円
●海上保安官:643万6894円
●政策情報分析官:938万5827円
●事務次官や本府省局長:1610万3290円

このように比較すると、政治に関わる業務や役職のある職種は年収も高くなっていることが分かります。
 
国家公務員の月収は、人事院が調査した「令和2年国家公務員給与等実態調査」における「行政職棒給表」から算出すると図表1のとおりです。
 
【図表1】(国家公務員の平均月収)

高卒 大卒
20歳以上24歳未満 19万1464円 21万8659円
24歳以上28歳未満 23万2599円 24万4531円
30代 33万5459円 36万6776円
40代 42万3540円 46万6129円
50代 48万4502円 52万8197円

 
地方公務員も、国家公務員と同じように年収や月収は職種や年齢で異なっています。総務省が発表した「令和2年4月1日地方公務員給与実態調査結果」によると、職種ごとの平均年収は以下のとおりです。

●一般行政事務職:406万1388円
●技術・労務職員:448万7268円
●医療職:602万5812円
●教育職:高等学校517万6968円、小中学校490万8036円

年代別での月収は、図表2のとおりです。
 
【図表2】(地方公務員の平均月収)

高卒 大卒
20歳以上24歳未満 16万2500円 17万3315円
24歳以上28歳未満 21万2459円 22万930円
30代 27万6179円 28万413円
40代 35万4783円 36万1053円
50代 39万3493円 40万4062円

 

安定した収入が魅力的

国家公務員や地方公務員の月収やボーナスは、民間企業と同じ、もしくは少し高めに設定されています。一度就職してしまえば安定した収入を得ることができ、勤続年数が増えれば自然と給与が上がるのはうれしいポイントです。任される業務によっては、給与に加えて特別な手当が支給されるケースも珍しくありません。基本的には解雇される可能性も低いので、魅力的な職業の1つといえます。
 
出典
人事院「令和2年公務員給与等実態調査」
総務省「令和2年地方公務員給与実態調査」
人事院「令和2年国家公務員給与等実態調査」における「行政職棒給表」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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