65歳以上でも年収500万もらっている人はどのくらいいる?

配信日: 2022.02.26

この記事は約 3 分で読めます。
65歳以上でも年収500万もらっている人はどのくらいいる?
65歳を超えて定年を迎えた後のライフスタイルはさまざまです。ゆっくりのんびりと老後を過ごしている人や、まだまだ現役で働いている人など、自分の健康や収入を考えながら生活をしています。
 
定年後も仕事を続けて収入を得ている方もたくさんいる中で、年収500万円をもらっている人はどのくらいいるのでしょうか。
 
年収500万円だと単純に12ヶ月で割るとおよそ41万円です。65歳からは年金も受給できるようになりますが、定年後はどのような働き方があるのでしょうか。働く方法や注意点などをみていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

65歳以上で年収500万円もらっている人の割合は?

高齢者世帯の全体で見ると、500万以上もらっている人の割合は15%弱しかいません。年金に頼っている人も多くいます。さらに、非正規の割合が多いことも理由のひとつとして挙げられます。
 
働くことはできても非正規で安定しないことも考えられるので注意が必要です。また、定年までの貯蓄でゆっくりと老後を迎える人もいるので、早いうちから老後の生活をきちんと考えておくと良いでしょう。

 

65歳以上でも継続して働く方法は?

労働力人口で見ると65歳以上の割合は13.4%と上昇してきています。収入面で働く必要がある場合だけでなく、働けるまで働きたいという意欲のある60歳以上が約4割もいるのが現状です。
 
また、男女で見てみると、65〜69歳の男性では就業の割合が60%となっており、女性と比べて多いことがわかります。65歳を過ぎても継続して働く方法はいくつかあります。自分に合った方法を探してみましょう。
 

再雇用を希望する

従業員31人以上の企業の約16万社で高年齢者雇用確保措置を実施している割合はほぼ100%です。65歳以上の希望者全員が働ける企業の割合が80.4%で高い割合となっています。
 
希望すれば再雇用が可能となりますが、仕事内容や賃金も変化することになるので、自分にとってバランスが良いかどうかを考える必要があるでしょう。
 
そして高年齢者雇用確保措置の内容では、70歳まで定年年齢を引き上げることや定年制を廃止するなどの企業努力も入っています。定年後も長い期間働ける可能性もあるので、自分の体調や貯蓄などと相談して決めていけます。
 

シルバー人材センターを利用する

シルバー人材センターとは、高齢者が働くことで生きがいを感じ、地域の活性化に貢献する組織です。ライフスタイルに合わせたさまざまな業務を選ぶことができます。会員として登録するとセンターが適任者を選び仕事を遂行する流れです。
 
気をつけておきたいことは、シルバー人材センターで働く目的は「生きがいを感じるための就業」ということです。一定の収入保証はありません。ボランティア活動も含まれており、社会参加をすることで、健康で生き生きとした生活を送ることを目的としています。
 

人材紹介会社を利用する

人材紹介会社とは、求人をしている会社と仕事を探している人との間に立って雇用を成立してくれる企業です。
 
一般的な登録型の場合は、人材紹介会社が間に立って求人側と求職者を紹介してくれます。そのほかにも、企業側から必要な人材として指定されるヘッドハンティング型などがあります。登録や相談は無料です。
 

65歳以上で年収500万円以上もらう場合の注意点

在職老齢年金の制度によって、一定額以上の収入があると年金が減額されることがあります。就職して厚生年金保険に加入した場合などに適用され、老齢厚生年金の金額と給料に応じて、年金の一部や全額が支給を止められてしまいます。
 
老齢厚生年金の報酬比例部分の月額と総報酬月額相当額の合計が47万円を超えると制度の対象となるので、その点は注意が必要です。
 

65歳以上で年収500万円以上もらっている人は少数

65歳以上で年収500万円以上もらっている人の割合は少ないです。しかし、65歳を迎えた後にさまざまなサービスを活用して働けます。ただ、年齢とともに体調の変化があるかもしれません。
 
そのことも含め、早い段階から老後に関して計画していく必要があります。働くことだけでなく貯蓄のバランスも一緒に考えていくことが大切でしょう。
 
出典
内閣府 令和3年版高齢社会白書(全体版)
厚生労働省 高年齢者の雇用
公益社団法人 全国シルバー人材センター事業協会
厚生労働省 職業紹介事業制度の概要
日本年金機構 在職中の年金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集