更新日: 2022.02.25 年収

大学教授と大学講師の年収の差はいくらくらい? 平均年収や仕事内容を解説!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

大学教授と大学講師の年収の差はいくらくらい? 平均年収や仕事内容を解説!
大学教授になるには、助手や助教などの職位を経験する必要があります。
 
では、大学教授と大学講師では、年収にどれくらいの差があるのでしょうか。本記事では、大学教授と大学講師について、どのような仕事内容なのか、年収などを詳しく解説します。
 
大学教授に興味がある人や、大学で働きたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
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大学教授とは

大学教授は、いきなりなれるものではありません。現在では、助手→助教→講師→准教授→教授の順番で、職務の階級が決まっています。
 
大学教授は、教育機関や研究機関における、指導的な立場にある階級です。大学教授職のなかで、もっとも位が高く、研究上の業績や博士の学位を、取得していることなどが必須要件となります。
 
順調に出世すれば、将来は大学の学長に就任するケースもあるようです。
 

大学教授の平均年収

厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、大学教授の平均年齢は57.7歳、勤続年数は16.3年とあります。
 
1ヶ月あたりの給与は66万9500円であることから、平均年収は803万4000円です。また、年間のボーナスは297万2200円であり、平均年収とあわせると1100万6200円と、1000万円を超えることがわかりました。
 
また、文部科学省「国立大学法人 東京大学の役職員の報酬・給与等について」より、国立大学に勤める大学教授の平均年収は1198万円です。
 

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大学講師とは

大学講師は、文部科学省「大学の教員組織に関する関係条文等」によると、教授又は准教授に準ずる職務に従事するとあります。
 
また、専攻分野について、大学で教育するにふさわしい能力を有すると認められる人ともあり、将来が期待される人材が求められていると考えられるでしょう。大学講師は、任期の定めがある職であることが多いですが、専任講師なら定めはありません。
 

大学講師の平均年収

大学講師の平均年収は、約583~707万円と規模によって大きく変わってきます。勤務先の規模が大きくなれば、やや高くなる傾向にあるようです。
 
また、文部科学省「国立大学法人 東京大学の役職員の報酬・給与等について」より、大学講師の平均年収を見ると、870万5000円とあります。将来的に准教授・教授になれることが期待されているため、年収も一般企業に勤めるサラリーマンと比べると高めであることがわかります。
 

大学教授と大学講師の年収の差はいくらくらい?

私立大学の大学教授と大学講師の平均年収の差は、393万6200円です。あわせて、文部科学省「国立大学法人 東京大学の役職員の報酬・給与等について」より、国立大学の年収の差を比べてみましょう。
 
大学教授の平均年収は1198万円、大学講師の平均年収は870万5000円であることから、年収の差は327万5000円でした。なお、大学教授と大学講師のあいだとなる准教授の平均年収は956万4000円です。
 
職務の階級を上げていけば、年収も上がっていきます。参考までに、東京大学の助手から大学教授までの平均年収は、下記のとおりです。


・助手:765万5000円
・助教:728万8000円
・講師:870万5000円
・准教授:956万4000円
・教授:1198万円

助手と大学教授の平均年収の差は、432万5000円でした。
 

大学教授と大学講師の平均年収の差は300万円以上

大学教授は、助手、助教、講師、准教授と職務の階級を経験し、且つ研究上の業績や博士の学位を取得していることなどが必須要件となるため、平均年収も高く1100万円を超えます。
 
大学講師も、将来的に准教授・教授になれる知識がある人であることから、一般企業に勤めるサラリーマンと比べると平均年収も高めの800万円以上でした。
 
大学教授と大学講師の平均年収の差は、300万円以上ですが、決して大学講師の平均年収が低い訳ではありません。大学関係の仕事を検討している人や、教授職の年収が知りたい人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
 
出典
厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」
文部科学省 国立大学法人
国立大学法人 東京大学の役職員の報酬・給与等について
文部科学省 大学の教員組織に関する関係条文等
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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