更新日: 2022.02.28 年収

月収30万円の生活レベル。手取りはいくらになる?

月収30万円の生活レベル。手取りはいくらになる?
月収30万円の生活レベルと手取りは、扶養家族の有無によって変化します。実家もしくは一人暮らしの場合は、ある程度貯蓄が可能ですが、同居人や扶養家族がいる場合は節約が必須となります。
 
余裕のある生活レベルと手取りの相場を知っておけば、今後の生活設計に役立つでしょう。本記事ではさまざまなライフスタイルを例に、月収30万円の生活に迫っていきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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月収30万円の生活レベル

 
月収30万円の場合、実家暮らしや一人暮らしであれば、比較的余裕のある暮らしが可能です。さらに実家暮らしの場合は十分な貯蓄も期待できます。
 
反対に二人暮らしとなると節約が必要な生活レベルとなり、趣味や娯楽に回すお金を捻出するのは難しいといえます。
 
ここからは統計調査を基にした場合の実家暮らし・一人暮らし・二人暮しの生活レベルについて解説します。
 

月収30万円の生活レベル・実家暮らしの場合

 
家賃出費がない実家暮らしの場合、出費次第でかなり余裕のある生活が可能です。実家に生活費を入れる以外に家計への出費がなければ、毎月の貯蓄で10万円以上貯められるでしょう。
 
総務省が公表している「家計調査 / 家計収支編 単身世帯 詳細結果表」によると、単身世帯の費目別消費支出は15万4937円です。
 
実家暮らしでは食費・住居費・水道光熱費の負担がないと仮定した場合、消費支出の平均は以下のように変化します。
 
15万4937円 -(食費3万8410円 + 住居費2万2117円 + 水道光熱費1万1358円) = 8万3052円
 
月収の30万円はあくまで額面ですが、単純に30万円から8万3052円を引くと21万6948円もの余裕が生まれます。
 
貯蓄や投資も十分に可能な生活レベルといえるでしょう。
 

月収30万円の生活レベル・一人暮らしの場合

 
月収30万円の一人暮らしは、食費・住居費・水道光熱費の負担が発生するので、実家暮らしと比べて負担が大きくなります。
 
30万円から単身世帯の費目別消費支出15万4937円を引くと14万5063円となりますが、実際の金額は天引きにより更に少なくなります。
 
そこで日々の生活に自炊を取り入れたり、遊興費の上限を決めたりすることで貯蓄する余裕が生まれるでしょう。
 
一人暮らしの場合、月収30万円でもちょっとした工夫で十分な生活レベルになると考えます。
 

月収30万円の生活レベル・二人暮らしの場合

 
月収30万円の二人暮らしでは、さらに支出が増えるので節約が必須といえるでしょう。
 
総務省統計局の「年間収入五分位階級別1世帯当たり1か月間の支出(二人以上の世帯)」によると、二人以上の世帯の消費支出は24万5950円です。
 
額面の30万円から24万5950円を引くと5万4050円となりますが、実際の金額は天引きにより更に少なくなります。
 
決して余裕のある生活レベルとは言えません。常に自炊や固定費の見直しを図る必要があるでしょう。
 

月収30万円の手取りはいくら?

 
月収30万円の手取りは約24万円(年収約360万円)ですが、扶養家族の有無で金額は上下します。扶養家族がいる場合は所得税・住民税の控除を受けられるので、独身よりも数千円所得が増える計算です。
 
ただし給与所得者の年齢が40〜64歳の場合、介護保険料が発生するので扶養家族の有無にかかわらず手取りが少なくなります。
 

月収30万円の手取り・独身の場合

 
20代男性(独身・東京都渋谷区在住)を例に、月収30万円:独身男性の手取り額を見てみましょう。
 
【月収30万円:独身男性の手取り額】

総支給額 30万円
健康保険 1万4760円
厚生年金 2万7450円
雇用保険 900円
所得税 6000円
住民税 1675円
手取り額 24万9215円

 
一人暮らしの場合は所得税と住民税の控除対象外となるので、手取り額が既婚者に比べて若干少なくなります。
 
ただし扶養家族がいないことはメリットでもあります。一人暮らしのシミュレーションとほぼ同等の生活レベルが期待できるので貯蓄や投資も可能です。
 

月収30万円の手取り・3人世帯の場合

 
30代男性(東京都渋谷区在住・扶養家族2名・妻は専業主婦)の場合はどうなるでしょうか。月収30万円:既婚男性の手取り額を見ていきましょう。
 
【月収30万円:既婚男性の手取り額】

総支給額 30万円
健康保険 1万4760円
厚生年金 2万7450円
雇用保険 900円
所得税 4700円(所得控除)
住民税 1675円(扶養家族は非課税)
手取り額 25万515円

 
わずかですが、独身男性よりも手取り額が多くなります。
 
配偶者の収入が0円の場合、学費やローンも上記の手取りから工面しなければなりません。よって節約必須の生活レベルになるでしょう。
 

手取り30万欲しい場合の額面金額

 
20代男性(独身・東京都渋谷区在住)を例に、手取りが約30万円になる試算を行うと内訳は図表3のとおりです。
 
図表3

総支給額 38万円
健康保険 1万8696円
厚生年金 3万4770円
雇用保険 1140円
所得税 9283円
住民税 2315円
手取り額 31万3796円

 
手取りで約30万円を受け取れる額面金額は38万円前後であると分かりました。
 
額面が増えると累進課税によって税金が多く引かれるので、希望の月収を受け取るには控除の金額も踏まえる必要があります。
 

月収30万円で十分生活できるかは状況次第

 
月収30万円で余裕のある生活を送るには扶養家族の人数が重要です。仮に子どもが2人いる家庭だと、子どもにかかる費用や保険料もかかるので、貯蓄に回すお金はほぼありません。
 
収入のアップや節税を上手に利用し、家計をやりくりする必要があります。
 
出典
総務省「家計調査 / 家計収支編 単身世帯 詳細結果表」
総務省統計局「年間収入五分位階級別1世帯当たり1か月間の支出(二人以上の世帯)」
令和3年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表
国税庁 所得税のしくみ
東京都主税局「個人住民税」
国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)より No.2260 所得税の税率
国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)より No.1199基礎控除」
国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)より No.1410給与所得控除
国税庁 家族と税
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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