更新日: 2022.02.28 年収

ケアマネジャーの平均年収はどれくらい? 収入が変わる条件は?

ケアマネジャーの平均年収はどれくらい? 収入が変わる条件は?
ケアマネジャーとは、介護を必要とする方々が介護保険サービスを受けられるよう、介護の方針を定めたり、ケアプランの作成・サービス事業者との決定を行ったりする「介護保険の専門家」です。
 
昨今では高齢者人口の増加が進んでおり、ケアマネジャーの重要性はますます高まることでしょう。この記事では、ケアマネジャーの具体的な仕事内容と平均年収、また今後のキャリアの展望についても紹介しています。
FINANCIAL FIELD編集部

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ケアマネジャーの仕事内容と平均年収は?

ケアマネジャーは、別名「介護支援専門員」といいます。要介護者や要支援者が適切なサービスを受けられるようケアプランを作成したり、市町村・介護サービス事業者と調整したりといった役割を担っています。
 
具体的にはどのような場所で、どのような業務を行っているのでしょうか。また、ケアマネジャーを目指す人にとって、平均年収も気になるところです。仕事内容と平均年収についてみていきましょう。

 

ケアマネジャーの仕事とは

ケアマネジャーの仕事のメインは「ケアプランの作成」で、特別養護老人ホームや包括支援センターなどで業務にあたる職員が多いです。介護サービスの利用者が抱える問題や不安を明らかにし、快適な生活を送れるよう、介護の方針を示します。
 
例えば、「自力で数メートル歩けるようにする」「1人で食事ができるようにする」など、それぞれの利用者に合わせた目標を立てます。そして、介護を受ける本人や家族、医療関係者や介護関係者を交え、情報共有を行い、ケアプランどおりに介護が進んでいるか確認します。
 
また、ケアマネジャーは利用者とサービス事業所のやりとりや、介護給付費の管理など「調整役」としての業務も重要です。利用者が快適に介護を受け、生活を改善するために、幅広くサポートを行う職業といえるでしょう。

 

平均年収について

ケアマネジャーの平均年収は、400万円前後です。厚生労働省の調査によると、平均年齢49.9歳、平均勤続年数は9.3年で、平均月収は27万5200円、ボーナスは年間62万8000円となっています。
 
この金額は、残業代や各種手当が含まれた金額です。勤続年数が浅い方やパートタイムで勤務されている方は、もう少し低い金額が相場となるでしょう。
 
また、男女別、年代別の平均年収は下記のとおりです。
 
【図表1:勤続年数別ケアマネジャーの平均年収】

0年 1~4年 5~9年
男性 30万4400円 38万2300円 41万6800円
女性 30万8500円 33万6000円 38万8200円

出典:厚生労働省 職種別賃金カーブ
 
勤続年数を重ねるごとに、給料が上がっていく傾向にあることが分かります。

 

他職種と比べて給料は高い?

ケアマネジャーの年収は、医療・介護分野の他職種と比較すると、どうなのでしょうか。
 
一般的に、介護職では賃金が低いといわれることも多いため気になるところです。ここでは、看護職員や介護職員、生活相談員など、その他の関連職種と比較した年収をみていきましょう。
 
【図表2:医療・介護分野 他職種の平均月収】

職業 平均月収
看護師 33万3400円
栄養士 24万6400円
調理士 25万2600円
福祉施設介護員 24万4500円
理学療法士 28万7500円
ホームヘルパー 24万800円

出典:賃金構造基本統計調査
 
先に触れたように、ケアマネジャーの平均月収は27万5200円です。そのため、ほかの医療・介護分野の職種と比較しても、看護師を除いて大きく変わらない結果となりました。特に、栄養士や調理師、福祉施設介護員と平均月収は近いといえるでしょう。
 

ケアマネジャー、年収アップに必要なこと

ケアマネジャーの平均年収は400万円前後ですが、経験を積みキャリアアップや年収アップを目指すことも可能です。ケアマネジャーとして年収アップを目指す場合、どのようなキャリアパスがあるのでしょうか。
 
資格取得や管理職、独立などさまざまな方法が考えられますので、1つずつみていきましょう。

 

介護福祉士の資格を取得する

介護福祉士の資格を取得し、ケアマネジャーとして働く方法があります。ケアマネジャーと介護福祉士、両方を兼ねることで、介護福祉士の資格手当や夜勤手当なども支給されます。
 
また、介護福祉士の資格取得にあたっては、身体介護や生活支援など介護の実務について学ぶことができるため、幅広い知識が身につきます。

 

管理職になる

ケアマネジャーとして同じ事業所に長く勤務することで、管理職になる道もあります。
 
主任や管理者など、役職は事業所によってそれぞれですが、管理職になることで役職手当が出るだけでなく、基本給もアップすることが多いです。長年勤務して給料アップすることで、働くモチベーションアップにもつながるでしょう。

 

独立する

事業所を退職し、ケアマネジャーとして個人で独立する方法もあります。法人を自ら立ち上げ開業するケアマネジャーを、独立型ケアマネジャーといいます。
 
独立型ケアマネジャーの場合、雇用されていないため、うまくいけば収入は大幅にアップするでしょう。しかし、法人の運営がうまくいかなかったり、介護保険を利用したりしない場合には年収が下がることもあります。

 

ケアマネジャーはスキルや勤続年数によって年収アップが目指せる

ケアマネジャーの平均年収は400万円前後であり、ほかの医療介護職と比較しても決して低いわけではありません。
 
そして今後、介護の人手不足の問題からも、処遇は改善されると考えられます。また、ケアマネジャーは、管理職や資格取得により年収アップを目指せる仕事でもあり、キャリアアップしたい人もやりがいを見いだせるのではないでしょうか。

 
出典
厚生労働省 賃金構造基本統計調査(e-Stat)
厚生労働省 付属資料より 職種別賃金カーブ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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