更新日: 2022.02.28 年収

子どもを私立小学校に入れる親の中で、1番多い職業は? 平均年収はどのくらい?

子どもを私立小学校に入れる親の中で、1番多い職業は? 平均年収はどのくらい?
私立小学校に通わせている親は、高収入のイメージが強いですが、一体どのような職業の人が多いのでしょうか。入学したあとで、親の職業が原因で格差が生まれるのは避けたいと考える人は多いでしょう。
 
本記事では、子どもを私立小学校に入れる親の中で1番多い職業は何か、平均年収についてなどを紹介します。私立小学校の受験を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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私立小学校に通う親の職業で多いのは?

私立小学校に通う子どもの親は、一体どのような職業に就いているのでしょうか。田中節雄氏による、椙山女学園大学研究論集「私立小学校在籍者の親の階層と意識」より、私立小学校に通う親の職業を見ていきましょう。
 

・商店・町工場・飲食店などの経営者:33.8%
・企業の課長・部長・重役・支店長:26.2%
・医師・薬剤師・公認会計士などの専門職:12.3%
・企業の事務職員:5.4%
・企業の技能工・行員:2.3%
・外交員・セールスマン:2.3%
・栄養士・デザイナー:1.5%
・官公庁職員:1.5%
・その他:14.7%

 
もっとも多いのが、商店や町工場、飲食店などの経営者で33.8%、次いで企業の課長や部長などの役職者が26.2%、医師や薬剤師などの専門職が12.3%と続きます。
 
特定の職業に固まっているわけではなく、企業の事務職員やセールスマン、デザイナーなど、親の職業もさまざまであることがわかりました。

 

親の平均年収はいくらくらい?

人事院「民間企業における役員報酬(給与)調査」によると、企業の経営者(社長)の平均年収は4622万1000円、常務は2461万4000円、部長等兼任は1703万3000円です。
 
次に、医師の平均年収は、勤続10年で1222万8500円、勤続15年以上で1656万8000円です。私立小学校で10%を超える親の職業の平均年収は、1000万円を超えていることがわかりました。

 

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小学校受験は親もチェックされる

小学校受験は、高校や大学受験とは異なり、子どもの頑張りと親の小学校受験への向き合い方も重要視されます。
 
家庭内の教育方針はどうなのか、基本的なマナーはあるのか、父親は小学校受験に対して関心があるのかなどが見られるので、事前によく対策を立てておきましょう。この見出しでは、小学校受験ではどのような点をチェックされるのか、詳しく紹介します。

 

教育方針

小学校受験の面接で見られるポイントの1つに、親の教育方針が挙げられます。教育方針が定まっていないと、子どもとしっかり向き合えているのか不安視・疑問視されるでしょう。
 
学校側は子どもの教育の難しさがわかっているからこそ、親の教育に対する強い関心があるかどうかをチェックします。親が苦労しても、根気よく子どもと向き合えることを、面接でしっかりと示せれば、よい評価に繋がるでしょう。
 
ただし、親の教育方針と、学校の教育方針が合っているかどうかはとても重要です。親が強い信念をもって教育方針を掲げても、学校と違えばよい評価に繋がらないかもしれません。

 

家庭環境

小学校受験で見られるもう1つのポイントに、家庭環境が挙げられます。もし、家庭環境があまりよくなく、子どもが親の顔色をいつもうかがっていたり、試すような行動を取っていたりすると、自分の気持ちをうまく表現できない、集団生活に馴染めないなどの問題が起こるかもしれません。
 
家庭環境だけで、すべて判断できるものではありませんが、子どもと親のあいだに、信頼関係ができているかどうかは、しっかりとチェックされるでしょう。

 

私立小学校に入れる親の職業で多いのは、経営者や医師

私立小学校に入れる親の職業には、さまざまなものがありますが、そのなかでも多いのは飲食店や商店などの経営者、企業の役職者、医師などの専門職でした。これらの職業に就く親の平均年収は1000万円を超えています。
 
しかし、決して経営者や医師でないと、私立小学校に入れないわけではありません。企業の事務職員やデザイナー、外交員なども、私立小学校に入れていますので安心してください。
 
ただし、受験する私立小学校によって、例えば医師の親が多い、経営者の親が多いなどの傾向が見られるかもしれません。事前によく情報を集めるためにも、説明会などに参加して、小学校の雰囲気を掴むことが大切です。

 
出典
椙山女学園大学研究論集「私立小学校在籍者の親の階層と意識」
人事院 民間企業における役員報酬(給与)調査
千葉県立病院
賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部