更新日: 2022.03.01 年収

年収600万ある女性は、どんな職業に就いてるの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

年収600万ある女性は、どんな職業に就いてるの?
女性で年収600万円以上得られる職業は限られています。国税庁が発表した「令和2年分(2020年)民間給与実態統計調査」によると、男性の平均給与が532万円に対して、女性の平均給与は293万円です。
 
男性に比べて女性の給与は少ない傾向にあり、平均給与からすると年収600万円は高額で、得られる職業は限られています。また、年収600万円以上得られる女性の職業には共通点があります。
 
ここでは、年収600万ある女性の職業や、共通点について解説します。
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女性で年収600万円は全体の2.6%

「令和2年分(2020年)民間給与実態統計調査」によると、女性で年収600~700万円以下は全体の2.6%しかいません。年収が600万円を超えているのは、全体の6.4%です。図表1は女性の給与階級と所得者数などをまとめたものになります。
 
図表1

給与階級 所得者数 構成比(%)
100万円以下 329万8000人 15.2
100万円超 200万円以下 508万1000人 23.4
200万円超 300万円以下 461万7000人 21.3
300万円超 400万円以下 374万9000人 17.3
400万円超 500万円以下 231万2000人 10.7
500万円超 600万円以下 122万8000人 5.7
600万円超 700万円以下 57万4000人 2.6
700万円超 800万円以下 31万9000人 1.5
800万円超 900万円以下 17万6000人 0.8
900万円超 1000万円以下 8万9000人 0.4
1000万円超 1500万円以下 16万4000人 0.7
1500万円超 2000万円以下 4万9000人 0.2
2000万円超 2500万円以下 1万2000人 0.1
2500万円超 1万2000人 0.1

 
女性の平均年収293万円と比較して、年収600万円は高額で得られる仕事も限られています。
 

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女性で年収600万円を超える職業

図表2は、厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」のデータを基に、女性で年収600万円を超える職業をまとめたものです。
 
図表2

職業 年収
医師 約1182万2000円
大学教授(高専含む) 約1020万8000円
航空機操縦士 約892万5000円
大学准教授(高専含む) 約843万1000円
管理的職業従事者 約744万3000円
公認会計士・税理士 約743万4000円
歯科技師 約675万6000円
小・中学校教員 約656万9000円
大学講師・助教(高専含む) 約622万2000円
高等学校教員 約621万1000円

 
女性で600万円を超える職業は3つに分類されます。順番に解説します。

●医療系の仕事
●教育系の仕事
●特殊な仕事

 

医師や歯科医師などの医療系

職場や働き方にもよりますが、医師や歯科医師などの医療系は年収600万円を超える可能性が高いです。特に、医師は年間賞与や特別給与などを含めれば、年収1000万円以上もありうる職業です。
 
また、医療系の仕事は専門性のある資格や技能のため、結婚や出産でキャリアが中断されても、同じ職種の正社員として戻れる可能性があります。
 

大学教授や教員などの教育系

大学教授や大学講師、高等学校の教員などの教育系の仕事も年収600万円を超えます。医療系と同じで、専門性のある資格や技能の仕事なので、キャリアが中断しても復帰しやすい傾向があります。
 
ただし、少子高齢化が進むと、教師の採用者数が減っていく可能性があります。また、年収600万円を超えるまでの勤続年数が10〜15年と長いので、結婚や出産でキャリアを中断すると年収が上がりづらい場合があります。
 

航空機操縦士や公認会計士などの特殊な仕事

航空機のパイロットや公認会計士などの専門性の高い特殊な仕事は、年収600万円を超える可能性があります。ただし、航空操縦士や公認会計士などは資格を取るのが難しい職種で、なおかつ女性の採用はまだまだ少ないです。
 

年収600万円ある女性は専門性の高い仕事に就いている

年収が600万円以上の女性は全体の6.4%と非常に少なく、多くの方が医師や大学教授などの専門性が高く、資格が必要な仕事に就いているという共通点があります。
 
また、医師や大学教授などの仕事は、女性でも年収600万円を超える可能性はありますが、一定のキャリアを積む必要があります。図表3は女性で年収600万円を超える職業の平均年齢と勤続年数をまとめたものです。
 
図表3

職業 平均年齢 勤続年数
医師 40.6歳 5.0年
大学教授(高専含む) 57.6歳 15.0年
航空機操縦士 44.4歳 19.9年
大学准教授(高専含む) 49.6歳 10.0年
管理的職業従事者 49.5歳 19.0年
公認会計士・税理士 39.6歳 8.4年
歯科技師 38.0歳 6.7年
小・中学校教員 41.3歳 11.5年
大学講師・助教(高専含む) 43.0歳 5.7年
高等学校教員 42.2歳 12.5年

 
女性で年収600万円を超えるには、難関資格を取得するか、一定のキャリアを積む必要があります。
 
国税庁 令和2年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-
厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況
厚生労働省 賃金構造基本統計調査 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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