更新日: 2022.03.10 年収

一生のうち一番残業・就業しているのは何歳? 平均年収とともに比較

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

一生のうち一番残業・就業しているのは何歳? 平均年収とともに比較
残業時間・就業時間が多い年齢層や「年収はどれくらいなのか?」「最も残業時間や就業時間が多い業界・職種は?」など、疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
 
世間一般の残業時間や就業時間などを知ることで、自身の働き方と比較ができます。ここでは、残業時間・就業時間が多い年齢層や年齢別の平均年収などについて解説します。
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残業時間・就業時間が多い年齢層

 
厚生労働省「労働時間等関係資料集」によると、年齢別の週60時間以上就業する方の割合は、図表1のとおりです。
 
【図表1】

年齢 平成16年 令和2年
15〜19歳 3.1% 1.0%
20〜24歳 9.3% 3.2%
25〜29歳 13.8% 5.7%
30〜34歳 16.2% 6.6%
35〜39歳 16.8% 7.0%
40〜44歳 14.7% 6.6%
45〜49歳 13.6% 6.7%
50〜54歳 12.3% 6.5%
55〜59歳 11.3% 5.7%
60〜64歳 9.8% 3.7%
65歳以上 9.3% 3.6%

※厚生労働省「労働時間等関係資料集」の「年齢別週60時間以上就業する者の割合」より
※非農林業者の場合
※自営業者や家族従事者も含む
 
上記のとおり、週60時間以上就業する方の割合は、平成16年と令和2年どちらも「35〜39歳」が最も高いです。次に高いのが、平成16年は30〜34歳、令和2年は45〜49歳です。
 
数値には自営業者なども含まれますが、特に30代後半の残業時間が多いことが考えられます。
 
また、図表2、3は、男女別・年齢別の週60時間以上就業する方の割合です。
 
【図表2】

    

男性
年齢 平成16年 令和2年
15〜19歳 4.1% 0.0%
20〜24歳 13.0% 4.0%
25〜29歳 20.4% 7.8%
30〜34歳 23.1% 9.7%
35〜39歳 24.6% 10.6%
40〜44歳 22.7% 10.3%
45〜49歳 20.7% 10.5%
50〜54歳 17.3% 9.7%
55〜59歳 15.0% 8.5%
60〜64歳 11.7% 5.3%
65歳以上 10.2% 4.3%

※厚生労働省「労働時間等関係資料集」の「男女・年齢別週60時間以上就業する者の割合」より
※非農林業者の場合
※自営業者や家族従事者も含む
 
男性の週60時間以上就業する方の割合が最も高いのは、平成16年と令和2年どちらも「35〜39歳」です。
 
【図表3】

    

女性
年齢 平成16年 令和2年
15〜19歳 2.1% 0.0%
20〜24歳 5.5% 1.9%
25〜29歳 5.5% 3.0%
30〜34歳 4.8% 2.3%
35〜39歳 4.1% 2.0%
40〜44歳 3.5% 1.6%
45〜49歳 4.5% 1.9%
50〜54歳 5.4% 2.2%
55〜59歳 6.1% 2.2%
60〜64歳 8.8% 1.4%
65歳以上 7.8% 2.6%

※厚生労働省「労働時間等関係資料集」の「男女・年齢別週60時間以上就業する者の割合」より
※非農林業者の場合
※自営業者や家族従事者も含む
 
女性で最も割合が高いのが、平成16年が「60〜64歳」で令和2年が「25〜29歳」となります。
 

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産業・職種別の残業時間・就業時間

 
厚生労働省「労働時間等関係資料集」によると、産業別で最も所定外労働時間が多いのは253時間(所定内労働時間は1685時間)で運輸業・郵便業でした。
 
次に多いのが、鉱業・採石業・砂利採取業の186時間(所定内労働時間は1841時間)、電気・ガス・熱供給・水道業の183時間(所定内労働時間は1663時間)です。
 
週60時間以上就業する方の割合についても、運輸業・郵便業が最も高い結果となります。
 
なお、厚生労働省「令和2年 賃金構造基本統計調査」によると、「運輸・郵便事務従事者」の平均年収は467万3200円です。※「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で算出
 

年齢別の平均年収

 
国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は433万1000円でした。図表4は、年齢別の平均年収です。
 
【図表4】

年齢 男性
平均年収
女性
平均年収
男女
平均年収
19歳以下 146万円 115万円 129万円
20〜24歳 277万円 242万円 260万円
25〜29歳 393万円 319万円 362万円
30〜34歳 458万円 309万円 400万円
35〜39歳 518万円 311万円 437万円
40〜44歳 571万円 317万円 470万円
45〜49歳 621万円 321万円 498万円
50〜54歳 656万円 319万円 514万円
55〜59歳 668万円 311万円 518万円
60〜64歳 521万円 257万円 415万円
65〜69歳 421万円 208万円 332万円
70歳以上 357万円 191万円 285万円

※国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」の「年齢階層別の平均給与」より
 
上記のとおり、平均年収が最も高いのは男性が「55〜59歳」、女性が「45〜49歳」、男女計では「55〜59歳」です。
 

残業時間・就業時間が多い35〜39歳の平均年収は437万円

 
厚生労働省「労働時間等関係資料集」によると、週60時間以上就業する方の割合が最も高いのは「35〜39歳」です。自営業者なども含まれたデータですが、一般的に「働き盛り」ともいわれる年齢であり、残業時間・就業時間ともに他の年齢より高いことが考えられます。
 
35〜39歳の平均年収は437万円で、給与所得者の平均年収433万1000円より高く、年齢階層別では5番目の高さとなります。
 
自身の残業時間・就業時間や平均年収とも比べてみましょう。
 
出典
厚生労働省「労働時間等関係資料集」
国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」
厚生労働省「令和2年 賃金構造基本統計調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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