更新日: 2022.03.29 年収

新卒で就職した会社員。1年目の平均年収はどのくらい?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

新卒で就職した会社員。1年目の平均年収はどのくらい?
皆さんは、新卒で就職した会社員の、1年目の平均年収をご存じでしょうか。大体はわかるという方もいれば、全くわからないという方もいるでしょう。
 
この記事では、そんな新入社員の、1年目の平均年収について詳しくお伝えします。年収は、学歴や性別などによって変わってくるものなので、その部分についても触れてみていきます。
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新卒で就職した会社員の1年目の平均年収は?

以下は、新卒で就職した会社員全体の1年目の平均年収についてです(学歴別、男女別)。
 
令和2年の厚生労働省の統計によると、大学を卒業して就職した会社員の、1年目の男女合わせた平均月給は約22万6千円となっています。これを12倍すると、271万2千円です。平均年収は270万円ほどといえるでしょう。
 
男女別にみてみると、男性で大学を卒業した新入社員の平均年収は272万6千円(平均月収約22万7千円)となっています。一方、女性で大学を卒業した新入社員の平均年収は269万5千円(平均月収約22万5千円)です。男性の方が3万円ほど高くなっています。
 
続いては大学院を卒業して就職した会社員の、1年目の平均年収です。男女合わせた平均月給は約25万7千円で、大学を卒業した人に比べて3万円ほど高くなっているのが分かります。
 
これを12倍すると、308万4千円です。平均年収は310万円ほどになるでしょう。男女別にみてみると、男性で大学院を卒業した新入社員の平均年収は304万9千円(平均月収約25万4千円)です。
 
女性で大学院を卒業した新入社員の平均年収は312万円1千円(平均月収約26万円)で、大学院を卒業して就職した新入社員の平均年収は、女性の方が7万5千円ほど高くなっています。
 
高専、短大を卒業して就職した新入社員についてもみていきましょう。男女合わせた1年目の平均月収は約20万2千円で、これを12倍すると242万4千円です。平均年収は240万円ほどでしょう。
 
男女別にみてみると、男性で高専、短大を卒業した新入社員の平均年収は253万9千円(平均月収約21万1千円)です。女性で高専、短大を卒業した新入社員の平均年収が238万8千円(月収約19万9千円)なので、高専、短大を卒業して就職した新入社員の平均年収は、男性の方が15万円ほど高くなっています。
 
専門学校を卒業して就職した新入社員の場合、男女合わせた1年目の平均月収は約20万8千円で、12倍すると249万6千円です。平均年収は250万円ほどでしょう。
 
男女別では、男性で専門学校を卒業した新入社員の平均年収は243万6千円(平均月収約20万3千円)で、女性で専門学校を卒業した新入社員の平均年収は253万2千円(平均月収約21万1千円)となっています。専門学校を卒業して就職した新入社員の平均年収は、10万円ほど女性の方が高くなっています。
 
最後に、高校を卒業して就職した新入社員についてみていきましょう。男女合わせた1年目の平均月収は約17万8千円で、12倍すると213万6千円です。平均年収は215万円ほどでしょう。
 
男女別では、男性で高校を卒業した新入社員の平均年収は216万円(平均月収約18万円)です。女性で高校を卒業した新入社員の平均年収は210万円(平均月収約17万5千円)なので、高校を卒業して就職した新入社員の平均年収は、6万円ほど男性の方が高くなっています。
 
全体で見ると、新卒で就職した会社員の中で、1年目の平均年収が最も高いのが、大学院を卒業して就職した女性の312万1千円、最も低いのが高校を卒業して就職した女性の210万円です。性別が同じなのにもかかわらず、100万円ほどの差があります。
 
大学卒、高専、短大卒、高校卒の場合は男性のほうが1年目の平均年収が高く、大学院卒、専門学校卒の場合は女性の方が高くなっているのも興味深いです。1年目の平均年収でもっとも男女間の差があったのは高専、短大卒でした。
 
年間15万円ほどの差がありましたが、学歴による差に比べると、1年目の平均年収に関する男女間の差はあまりないといえるでしょう。
 

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新卒で就職した会社員の1年目の平均年収のまとめ

新卒で就職した会社員の1年目の平均年収は、学歴、性別によって差があり、210万円~312万1千円の間であることが分かりました。性別の違いよりも、学歴の違いによる差が大きくなっているため、より高い年収を求めるためには、より高い学歴を獲得する必要がありそうです。
 
出典
厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査結果の概要新規学卒者
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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