30代で都内に戸建てを手に入れている人の年収と貯金額は?

配信日: 2022.03.29

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30代で都内に戸建てを手に入れている人の年収と貯金額は?
30代になり、そろそろ戸建てを購入しようか考えている人もいるのではないでしょうか。
 
戸建てを購入する時に問題になるのが、年収や貯金額です。ある程度のお金がなければ、戸建てを購入することはできません。特に、都内で戸建てを購入するとなると、他のエリアよりも金銭面のハードルが高くなります。
 
今回は都内で戸建てを購入する時に、どの程度の年収と貯金額が必要になるのかを解説していきます。
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都内でもエリアによって戸建ての価格相場は大きく変わる!

戸建ての価格は都道府県によって大きく変わります。東京都は他の地域に比べると、戸建ての価格相場が高いエリアですが、都内でもエリアによって価格相場が変わってきます。
 
都内で一番戸建ての価格相場が高いのは港区です。相場が2億円前後と非常に高く、港区で戸建ての購入を考えている場合は、かなりの年収が必要になるでしょう。台東区は1億円前後、板橋区は5千万円前後、青梅市は4千万円前後と、都内の戸建ての価格相場はかなり開きがあります。
 

都内で戸建てを購入するなら年収800万円からが現実的

戸建てを購入する時の年収倍率は、おおよそ7倍程度といわれています。年収倍率というのは、住宅を購入した人が年収に対して何倍程度の住宅を購入しているのかを示すものです。平均の年収倍率が7倍なので、自分の年収に対して7倍程度の価格の住宅を購入している人が多いということになります。
 
年収倍率を参考にして住宅を購入する場合、年収400万円の人であれば、2千8百万円程度の戸建てが候補に挙がるでしょう。都内の戸建ての価格を見てみると、3千万円以下の物件は少ないため、年収400万円では選択肢がかなり狭くなってしまいます。
 
足立区や葛飾区、江戸川区などでは5千万円程度の戸建てが多く販売されているため、都内で戸建てを探すのであれば年収800万円からが現実的といえるでしょう。
 

貯金額はどの程度必要?

戸建てを購入する場合は、住宅ローンを組むのが一般的です。何歳で住宅を購入するかは人それぞれですが、30代で家を買う人が多くなっています。いろいろな理由がありますが、一番は30代が住宅ローンを組みやすい年代だからです。
 
住宅ローンを借りるためには審査を受ける必要がありますが、支払い能力があるかどうかを重視されます。長期的な返済プランを組むことになるため、年齢が上がれば上がるほど住宅ローンを借りにくくなってしまいます。30代であれば定年までまだまだ期間がありますし、20代よりも年収が上がっているということで、住宅ローンを組むのに最適なタイミングといえます。
 
住宅ローンを借りるからといって、自分でお金をまったく用意しなくてよいというわけではありません。住宅ローンを組んだとしても、さまざまな初期費用がかかるため、ある程度の貯金は必要です。
 
新築の戸建てを購入するために住宅ローンを組んだ際の諸費用は、物件購入額の6%から10%程度といわれています。例えば5千万円の戸建てを購入する場合は、300万円から500万円程度の諸費用がかかるということです。諸費用とは別に、頭金を支払うケースも多いです。頭金を支払っておけば、借入額が少なくなるため返済も楽になります。頭金の目安は、物件購入額の10%から20%程度です。
 
初期費用で貯金をすべて使ってしまうと、その後の生活がままならなくなります。そのため、住宅の購入資金とは別に、ある程度生活資金を蓄えておくと安心です。30代で都内の戸建てを購入しようと考えているのであれば、初期費用や生活費などのことを考えて、貯金額は少なくとも1千万円以上必要になるでしょう。
 

年収や貯金額に合わせて物件を探そう!

都内は他の都道府県に比べて物件の価格相場が高いということもあり、戸建てを購入する場合は高い年収と貯金額が必要になります。
 
しかし、都内には物件の価格相場が1億円以上のエリアから、4千万円程度のエリアまで存在します。大切なのは自分の年収や貯金額に合わせて、物件を探すことです。
 
住宅ローンを組む時にかかる初期費用や購入後の生活費のことも考えて、自分に合ったエリアで戸建てを探してみてください。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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