この記事では在宅勤務の平均年収や代表的な業界などについて解説を行います。
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年収100万円も難しい? 在宅勤務の平均年収
厚生労働省の調査によると、在宅勤務の平均月収は5万円以下と答えた人が約3割で、最も多いです。全体でみても平均月収10万円を超えない人は半分近くいるというデータになっています。つまり、在宅勤務では年収100万円を超えるのもそう簡単ではないということです。この結果をみると「在宅勤務は稼げないのか?」と思われるかもしれませんが、一概にそうとはいえません。
在宅勤務で収入を得ている人は副業という形を取っているケースが多いです。副業としてすきま時間に在宅勤務をしているのであれば、稼働時間が短いのでどうしても収入は低くなります。在宅勤務を本業にした場合はまた話が変わってくるでしょう。月収30万円を超える在宅ワーカーも珍しくないので、決して稼げないわけではありません。
ただし、在宅勤務は作業の単価が非常に安い仕事が多いのも現実です。例えばデータ入力やシール貼りなどの単純作業は誰でもできる分、収入は低くなるでしょう。この手の仕事は長時間働いてもそれほど稼げないので、在宅勤務の平均年収を下げる原因のひとつになっています。
高収入も可能! 代表的な在宅ワーク3選
在宅勤務はいろいろな職種があります。すべてを紹介しようとすると膨大ですので、この段落では在宅勤務のなかでも知名度があり、かつ稼げる仕事を3つに絞り紹介します。
・Webエンジニア
報酬が高く、従事している在宅ワーカーが多い仕事といえばWebエンジニアです。パソコンの基本的な知識はもちろん、プログラミング言語にも精通している必要があるので難易度は低くないですが、その分、高収入が期待できます。Webサイトの設計や構築だけでなく、システムの保守や運営も行います。最初は個人レベルの小さな仕事をコツコツ取り、自信がついてきたら企業との継続した取引を目指していくとよいでしょう。
・Webライター
Webライターも代表的な在宅ワークのひとつです。Webメディアの記事作成を行うWebライターは未経験者でも比較的始めやすいでしょう。経験が浅いうちは単価が安いかもしれませんが、経験を積むことで単価交渉も可能になっていきます。文章を書くスキル以外にも編集や校正の知識があればより仕事の幅が広くなるでしょう。
・動画編集
YouTubeやTikTokなどの人気に後押しされて、動画編集の仕事は需要が多いです。動画に字幕やBGMをつけるだけの簡単な仕事もあれば、専用ソフトを駆使してエフェクトやカラーグレーディングを行う仕事もたくさんあります。映像制作のスキルが高いほど稼げるので、最新の技術を日々勉強する姿勢が大切です。
単純作業では稼げない! スキルの習得も視野にいれて在宅勤務は選ぼう
在宅勤務は誰でもできるような簡単な仕事がたくさんあります。しかし、単純作業で高収入を目指すのは難しいです。WebエンジニアやWebライターなどの仕事が在宅勤務で人気なのは、スキルを習得することで収入が上がっていくのが大きな理由でしょう。最初は始めやすい仕事からやるのも悪くはないですが、長期的に在宅勤務をするのであればスキルが習得できる仕事かどうかを意識してみてください。
出典
マイナビAGENT 在宅ワークの月収はどのくらい?職種や月収を増やす5つのポイントも紹介
厚生労働省 在宅ワークの実態
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部