更新日: 2022.04.25 年収
賃貸の保証会社、自分の年収で通る? 年収が低くても通るのはどんな場合?
そこで、今回は、年収に対しての適切な賃料の出し方や審査に通りやすい条件などについて解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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年収に対して無理のない賃料とは?
不動産・住宅情報サイトを運営するLIFUL HOME’Sは、2018年11月25日~11月27日に首都圏と京阪神の一人暮らしの男女296人を対象に、年収ごとの賃料についてインターネット調査を実施しました。
その調査によれば、年収200万円未満は5.3万円(年収の32.0%)、200万円以上300万円未満は6万円(年収の28.8%)、300万円以上400万円未満は6.8万円(年収の23.3%)、400万円以上500万円未満は7.3万円(年収の19.6%)、500万円以上600万円未満は8万円(年収の17.4%)、600万円以上は8.8万円(年収の12.5%)という結果が出ています。
同サイトによれば、無理のない賃料の目安として年収の25%以内に収めるのが望ましいとも言及しています。25%を上限として今回の調査結果を見ると、年収300万円未満までの層はやや無理のある賃料です。一方、年収が上がるほど賃料が占める割合は低くなっています。
年収が低い層の割合が高いのは、今回の調査対象が都市部を中心に平均を出しているためでしょう。地域によっては割安な賃料もありますし、年収に対して25%を上限としておけば適切と判断されると考えることができます。
年収は関係ない?審査に通りやすい条件とは何か
年収にそぐわない高い賃料では無理がありますが、適切な額に抑えておけば保証会社の審査に通りやすいといえます。年収が低い場合でも25%以内に収めるようにするか、その地域で比較的安い賃料から探せば審査に通らないことはそうそうないでしょう。
それより、保証会社の審査で注意しておきたいのはローンやクレジットカードなどの返済状況です。過去に返済の遅延や滞納がある場合は、審査に通りにくくなります。もちろん、以前保証会社を通した物件を利用していて賃料を滞納した事実があれば、それも審査に影響してきます。
年収に関係なく保証会社の審査が通りやすいのは、ローンやクレジットカードなどの返済が順調で信用情報に金融事故の記録がない人です。ただし、返済や支払いに遅延があったとしても、一定期間が経過して記録が消えていれば心配することはないでしょう。
もしも不安な場合は、信用情報機関に開示請求をして確認することもできます。開示請求とは、自分の信用情報の記録を見せてもらうことです。CIC(株式会社シー・アイ・シー)など信用情報機関ごとに請求方法がホームページで公開されています。金融事故の記録がなければ必ず審査に通るとは限りませんが、事前に確認しておけば安心です。
保証会社の審査は適切な賃料と信用が大切
賃料が適切であるかどうかは、年収に対しての割合から判断できます。保証会社の審査に通りやすくするには、無理のない賃料に抑えることが重要なポイントです。
そのうえでクレジットカーなどの返済に問題がなく、順調に支払いができている人なら特に心配することはないでしょう。年収の25%というのはあくまで目安です。自分の生活スタイルと家計全体を考え、無理のない賃料に抑えることが大切です。
出典
LIFUL HOME’S【収入別】家賃は収入の何パーセントまで? 1人暮らしの実態調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員