更新日: 2022.04.26 年収

歯科医の年収は開業医と勤務医でどれくらい違う?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

歯科医の年収は開業医と勤務医でどれくらい違う?
5月2日は歯科医師記念日です。人が元気に長生きしていくために丈夫な歯は欠かせませんが、その歯の健康を守る役割を担っているのが、口腔ケアの専門家である歯科医師です。ステータスの高い職業で、憧れを持つ人も少なくありません。そこでこの記事では歯科医の年収に着目し、開業医と勤務医でどれぐらいの違いがあるかを解説していきます。
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歯科医は開業医と勤務医で年収が違うのか?

歯科医師の平均年収は787万5100円となっています。もちろんこの値は全体の平均値であり、年齢や役職、勤める地域、開業医か勤務医によっても違ってきます。
 
例えば年齢別にみると、25~29歳の平均が557万7200円であるのに対し、40~44歳になると978万7600円まで上昇します。そもそも歯科医師の月給は年数×10万円がベースとされており、経験年数も評価の対象となっています。つまり年齢を重ねるほど年収は上がっていき、50歳を超えると年収1000万円を超える人も出てきます。
 
また開業医と勤務医の差ですが、開業医の平均年収が約1200万円であるのに対し、勤務医の平均年収は約564万円という数字が出ています。この数字だけで判断すると2倍ほどの差がありますが、開業医の方が圧倒的に収入が多いとは断言できません。
 
開業医の中でも開設者が個人と法人によって年収は異なり、医療法人化した歯科医院の院長の年収は約1430万円ですが、個人の開業歯科医では約632万円と、勤務医より少し高い程度となります。
 
さらに開業医はスタートする時点で莫大な資金が必要となります。開業する土地や場所の確保、内装と外装の工事、医療機器の購入などで3000~5000万円は見積もっておかなければいけません。さらに患者を集めるための広告費に300~500万円、経営が軌道に乗るまでの運転資金として1000万円ぐらいは準備しておいた方が安心です。
 
つまり開業するには少なくとも4000万円は必要となる訳ですが、予想以上に売り上げが伸びず経営が厳しい状態が続くと、数年で廃業せざるを得なくなります。
 
開業し、患者をたくさん集めることができれば、年収3000万円オーバーも夢ではありません。ただ先行投資が大きな金額になる分、さまざまなリスクがあることも覚えておかなければいけません。ちなみに勤務医の平均年収は約564万円ですが、収入アップを望む方法はあります。
 
まず勤務医の場合、職場の規模の大きさや経営の安定性が給与に影響を及ぼすため、他の診療科も併設された大きな病院への転職を考えてみてもよいかもしれません。また経験を積んで特化した技術を身に付けていけば、いずれ雇用元の院長を任される可能性もあります。既にある程度の患者は見込める状態なので、開業するよりリスクも少なく済みます。
 

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開業するならリスクも踏まえて慎重に

開業すれば収入の上限が広がり、自分のやりたい治療を選択することもできます。ただ莫大な初期投資や設備維持費の存在を忘れてはいけません。十分な資金を確保しており、ある程度の患者数を見込めるなら良いですが、ギリギリの状態ならリスクは大きくなります。
 
もし勤務医から開業医へキャリアチェンジしたいと考えるなら見切り発車せず、しっかりと計画を立ててから行動に移すことが大切です。
 

出典

厚生労働省 第22回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告 -令和元年 実施 -
厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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