「ペットが欲しい!」必要な年収はいくら?

配信日: 2022.04.27

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「ペットが欲しい!」必要な年収はいくら?
ペットとともに暮らしていれば癒やしになってくれたり、生活が楽しくなったりすることも多いでしょう。ただ、ペットも人間と同じように命のある生き物です。
 
飼うからには、ある程度の費用がかかることを覚悟しておかなければなりません。ペットを迎えることを検討しているのなら、最低限どのくらいの年収が必要なのかを知っておきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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新井智美

監修:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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エサ代はもちろん医療費まで! ペットにかかる費用にはどのようなものがある?

実際にペットを迎えることになったら、何にどのような費用がかかってくるのでしょうか。まず、毎日必ず必要なものとしてエサ代やおやつ代があります。
 
また、室内で犬を飼うならトイレシート、猫を飼うならトイレの猫砂なども必需品です。おもちゃなど、あればペットが楽しめるアイテムも買ってあげたいと思うでしょう。ペットとして何を飼うのかによって必要なものは異なりますが、消耗品は毎月必ず買わなければなりません。
 
さらに年間でどのくらいかかるのか、考えておくべき費用もあります。例えばペットの種類によっては、定期的にトリミング代がかかります。ワクチンやノミ・ダニの駆除剤、フィラリア予防薬など、病気を予防し、健康に過ごすための費用も必要です。
 
犬の場合は毎年狂犬病の予防接種を受けることも義務付けられています。もし病気になったりけがをしたりした場合は、さらに医療費もかかるでしょう。
 
他にもケースに応じてしつけやトレーニング代、ペットホテルやペットシッター代などが必要になることもあります。ペットの場合は人間のように公的な保険制度がありません。そのため、病気などのリスクを考えて一般の保険会社が提供するペット保険に加入すれば、その分の保険料もかかってきます。
 

ペットを飼うためにかかる年間費用の相場は?

では実際にどのくらいの費用がかかるのか、ペットにかける年間の支出額を調査した結果があります。アニコム損害保険株式会社が2020年にペット保険契約者3000人に対して行った調査によると、犬は約34万円、猫は約16万円でした。
 
項目によっては前年比がマイナスの費用もあるものの、前年の2019年に比べて犬も猫も年間費用は増加しています。犬・猫以外で人気のあるペットでは、ウサギが8万3612円、鳥が6万2635円、フェレットが6万6458円でした。
 

ペットの大きさによる違いは?年齢が上がれば費用が多くかかることも考慮するべき

ペットにかかる費用は大きさによる違いがあれば、年齢によって変わってくることもあります。例えば犬の場合、大きくなるほど費用も高くなる傾向です。先述のアニコム損害保険株式会社の調査では、小型犬にかかる年間費用は32万250円ですが、中型犬では38万3273円、大型犬になると47万9020円にもなります。
 
また、人間と同じように、動物も年齢が上がると健康に不安が出てきても不思議ではありません。シニア用のフードは割高になることが多いうえ、医療費が増える可能性も考えておく必要があるでしょう。
 

年収はどのくらい必要? 経済面でもペットの一生に責任を持てる心構えを!

家族構成や住宅ローンの有無など、経済事情は各家庭によって異なります。そのため、ペットを迎えるのに正直年収がいくら必要だと断定するのは難しいですが、日常生活で必要な費用に加えてペットの医療費やケアの費用をしっかり払えることが大切です。
 
例えば家族の生活に必要な費用が毎月20万円なら、年間では240万円になります。犬を迎える場合は年間にかかる支出が約34万円となっているため、その支出が苦しくないとすると、最低でも年収は345万円必要でしょうか。
 
ただ、予定外の出費があるかもしれないことを考慮すると、年収は380万円程度あった方が余裕は出ます。家族とペットの生活を思い浮かべながら、経済面も含めてペットを迎える準備をしてください。
 

出典

保険市場TIMESアニコム、「ペットにかける年間支出調査 2020」結果を発表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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