掃除好きの世帯年収は平均612万円! 掃除嫌いな人とどっちが高い?
配信日: 2022.05.19
できればやりたくないという人もいれば、さまざまな掃除グッズを買って、いろいろ試すのが好きという人もいらっしゃるでしょう。
実は、株式会社ダスキン(本社:大阪府吹田市)の調査結果(※)によると、掃除好きな人と掃除嫌いな人の世帯年収や世帯貯蓄額に、大きな違いがあるのだとか。
一体どういうことなのでしょうか。早速くわしく見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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世間の掃除に対する意識は? 掃除好きの人がやや多め
この調査は、全国47都道府県の20歳以上の男女4700人を対象に行われたもの。そして全体の65.1%の人が、「掃除が嫌い」という回答をしています。
その上で、掃除好きと掃除嫌いでどのような違いがあるのかをみてみましょう。
まずは掃除に対する意識からです。
●掃除好き 82.2%
●掃除嫌い 35.6%
掃除好きの人は、掃除に対してとっつきにくさを感じない人が大多数ということが分かります。
一方で、掃除嫌いの人は、掃除にとっつきにくさや難しさを感じている人が多いという結果に。
●掃除好き 71.7%
●掃除嫌い 7.9%
これは当然といえますが、掃除好きな人は掃除をするのが楽しいと感じていて、掃除嫌いの人は掃除を楽しくないと感じていることが分かります。楽しくないことはやりたくないですもんね。
●掃除好き 68.9点
●掃除嫌い 46.6点
自己評価についても、掃除嫌いの人の方が低くなりました。
「できるだけこまめに掃除をしているか」については、掃除好きの人がおよそ7割、掃除嫌いの人はおよそ3割でした。
このことから、掃除嫌いの人は「ためこんでから掃除をする」→「どこから手を付けたらいいか分からない、難しい」→「掃除は楽しくない」→「自分は掃除が下手」という悪循環に陥ってしまっている可能性も考えられそうです。
日頃から少しずつ掃除を進めておくことで、苦手意識が払拭(ふっしょく)できるかもしれませんね。
掃除好きな人は掃除嫌いな人よりも「世帯年収」「世帯貯蓄額」が高いという事実
さて、本題である世帯年収と世帯貯蓄額はどうなっているのでしょうか。
●掃除好き 612万円
●掃除嫌い 529万円
●掃除好き 1356万円
●掃除嫌い 1301万円
世帯年収については80万円以上もの差が出ており、貯蓄額にも50万円以上の差が出るという結果に。
「こまめにコツコツやる」という掃除好きの人の傾向が、仕事や貯金に対する姿勢にも影響しているということでしょうか。
ちなみに、金運の自覚については以下のとおり。
●掃除好き 34.5%
●掃除嫌い 18.7%
掃除好きな人と嫌いな人との間で、2倍近くもの違いが。
卵が先かにわとりが先かの話にはなりますが、経済的にうまくいくことで気持ちに余裕が生まれ、掃除がはかどるケースもあれば、掃除を楽しんでコツコツやるメンタルが、良い運気を呼び寄せるケースもありそうです。
掃除が好きになると幸福感や健康意識がアップ?
最後に、生活の潤いや張り合いについてみてみましょう。
●掃除好き 70.8%
●掃除嫌い 54.1%
●掃除好き 47.7%
●掃除嫌い 28.4%
なんと、掃除好きの人の方が、幸福感や健康意識が高いという結果に。
掃除をすることで身の回りがキレイに整理され、気持ちがすっきりしてポジティブになり、いろいろなことを楽しんで幸せを感じられる心身のどだいが作られるのかもしれません。
ちなみに、恋愛に関しても意識の違いが……?
●掃除好き 14.9%
●掃除嫌い 6.2%
●掃除好き 1万3203円
●掃除嫌い 1万1267円
自分が今モテているかどうかについて、掃除好きと掃除嫌いの人で2倍以上の差が出ています。服飾に費やす金額も、1ヶ月2000円近く違っていますね。
気持ちが上向きになり、おしゃれを意識するということは、恋愛面でもメリットがありそうです。
お金のやりくりはもちろん、なんだか最近うまくいかないことが多い……と悩んでいるなら、掃除の仕方や意識を変えることで、生活の悪い流れを変えるきっかけをつかめるかもしれません。
出典
※株式会社ダスキン「ダスキン 掃除が好きな人・掃除が嫌いな人の生活・意識調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部