更新日: 2022.05.24 年収

【新卒必見】貯蓄すべき目安の金額とは? 新社会人の平均貯蓄を紹介

執筆者 : 川辺拓也

【新卒必見】貯蓄すべき目安の金額とは? 新社会人の平均貯蓄を紹介
新社会人が初任給を貯蓄に回した割合は56.0%であることが、ソニー生命の2021年の調査で分かりました。
 
新社会人は収入を貯蓄に回す意識が高いといえますが、実際に貯蓄に回すべき目安の金額はいくらなのでしょう?
 
新社会人の平均貯蓄額を参考にして、これから貯蓄に回すべき目安の金額をイメージできるようになってください。
川辺拓也

執筆者:川辺拓也(かわべ たくや)

2級ファイナンシャルプランナー

新社会人の貯蓄金額はいくら?

ソニー生命が2021年に調査した新社会人の平均貯蓄額は58万円です。2020年は45万円だったので、貯蓄に対する意識は高まっていることが分かります。
 
図表1にある新社会人が貯蓄に回した金額を内訳でみてみましょう。
 
図表1

貯蓄額 0円 10万円
未満
20万円
未満
30万円
未満
40万円
未満
50万円
未満
100万円
未満
100万円
以上
割合 13.2% 9.4% 10.8% 8.8% 4.8% 2.6% 20.8% 29.6%

 
出典:ソニー生命 社会人1年目と2年目の意識調査2021より筆者が作成
 
調査結果では、100万円以上を貯蓄に回している新社会人の割合が最も高いです。
 
100万円を月平均にすると約8万4000円を貯蓄に回していることになります。平均貯蓄額58万円だと、約4万8000円が貯蓄に回ります。
 

学歴別の初任給に見た貯蓄割合は

毎年58万円や100万円を貯蓄する場合、給与からどれだけ貯蓄に回す必要があるか紹介します。
 
2019年に厚生労働省が初任給を学歴別に調査した結果、以下の通りになりました。

●大学修士課程修了:23万8900円
●大学卒:21万200円
●高専・短大卒:18万3900円
●高校卒:16万7400円

それぞれの初任給から、貯蓄に回す割合は図表2にある通りです。
 
図表2

大学修士課程修了 大学卒 高専・短大卒 高校卒
月平均8万4000円
(年間100万円)
約35% 約40% 約45.6% 約50.1%
月平均4万8000円
(年間58万円)
約20% 約22.8% 約26.1% 約28.6%

 
生活環境にもよりますが、貯蓄に回す割合としては、収入の20%から50%を貯蓄に回していく必要があります。
 

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新社会人が目標とするべき貯蓄金額はいくら?

新社会人が30歳で到達しておきたい貯蓄額の目安はいくらなのでしょうか?
 
30歳の目標貯蓄額は図表3の通りです。平均でみると、740万円であることが分かりました。
 
図表3

目標
貯蓄額
100万円未満 200万円未満 300万円未満 400万円未満 500万円未満 600万円未満 1000万円未満 2000万円未満 2000万円以上
割合 2.6% 13.6% 7.6% 10.8% 4.0% 19.8% 9.2% 25.2% 7.2%

出典:ソニー生命 社会人1年目と2年目の意識調査2021より筆者が作成
 
2020年の同じ調査では、30歳で目標にしたい平均貯蓄額が614万円だったので、貯蓄への志向が高まっているといえます。
 

貯蓄をする目的や目標額を決めて貯蓄することが大切

新社会人の貯蓄額を解説しました。収入を得ても貯蓄をしようとする割合が増えていて、貯蓄への意識が高まっているといえます。
 
ただし、やみくもに貯蓄をしても長続きしません。まずは貯蓄する目標や目的を明確に定めましょう。
 
貯蓄する習慣があるかないかで、日々の家計や老後の生活設計に向き合う意識が変わります。本記事を参考にして、将来に向けた貯蓄に取り組んでみてはいかがでしょう。
 

出典

ソニー生命 社会人1年目と2年目の意識調査2021 
厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況
 
執筆者 : 川辺拓也

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