更新日: 2022.06.16 年収

男女の最高月収の賃金格差は約15万円! 55歳以降の下落幅は男性のほうが極端な理由とは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

男女の最高月収の賃金格差は約15万円! 55歳以降の下落幅は男性のほうが極端な理由とは?
「自分の給料はほかの人と比べて多いのだろうか?」と他人の給料事情が気になる人は多いでしょう。会社員として働く上で自分の給料がどのように変化していくのか見通せれば、今後の生活設計をしていく上でも役立ちます。
 
本記事では男女別や年齢別の賃金状況を紹介し、気を付けるべきポイントについても解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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男性の最高月収は女性よりも約15万円多い

2020年に厚生労働省が実施した性、年齢階級別賃金の調査結果(図表1)によると、男女の最高月収の賃金格差は約15万円という結果でした。男女で大きな賃金の開きがあることが分かります。
 
また、全体の傾向を見ると男女ともに年齢が上がるにつれて賃金は上昇していきますが、55歳くらいを境に減少に転じています。つまり、年齢が上がればいつまでも賃金が上昇していく訳ではないので注意が必要です。
 
男女別の違いに着目すると、25歳以降から男女間で賃金の開きが大きくなっていることが分かります。しかもその差は55歳くらいまで拡大する一方です。やはり、多くの世代で性別によって賃金に差があることが調査結果から見えてきます。
 
【図表1】

図表1

 
出典:厚生労働省「性、年齢階級別賃金(2020年)」
 

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55歳以降の男性で下落幅が大きい理由

厚生労働省の調査結果(図表1)から分かる特徴的なこととして、55歳以降における男性の賃金の下落幅が女性に比べて大きくなっていることが挙げられます。理由としては、多くの企業で55歳を役職定年としており、これまで役職に就いて多くの賃金をもらえていた人の額が減るからです。
 
女性は出産や子育てのために時間を割かなければならず、仕事では責任ある役職に就けないケースが男性に比べて多いのが現状です。そのため、役職に就いていないことが多い女性の場合は、55歳になっても賃金の下落幅が男性に比べて緩やかになっているといえるでしょう。
 
男性が気を付けるべきことは、55歳まで右肩上がりで賃金が増えるため生活水準を上げていても問題なく暮らしていけるものの、その後賃金が減って生活が困窮してしまわないようにすることです。一度生活水準を上げてしまうと多くの人は元の暮らしに戻すのに苦労するので注意しましょう。
 

賃金推移を理解して生活設計を考えよう

男女別、年齢別の賃金推移の結果から分かる重要なポイントは次の3点です。

・男性は55歳以降の下落幅が女性に比べて大きい
・男女ともに55歳までは右肩上がりで賃金が上昇していくが、その後は下落する
・特に25歳以上から男女間で賃金格差が広がる

ずっと右肩上がりで賃金が上昇するものだと考えている人も多いですが、現実は甘くないです。特に現状もらえている賃金をベースに生活水準を上げている人は、将来に備えて生活水準を落とすことや大きな出費を削ることなどを検討してみて下さい。
 

出典

厚生労働省 性、年齢階級別賃金(2020年)
厚生労働省 企業調査結果概要 管理職に占める女性の割合
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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