夏のボーナスはいくらもらえそう?どう使おうとしているの?

配信日: 2022.07.18

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夏のボーナスはいくらもらえそう?どう使おうとしているの?
6月がボーナス月という人は多いのではないでしょうか。勤務先の業績でボーナスの金額は左右されるでしょう。この夏のボーナスはどの程度もらえそうですか? また、ボーナスの使い道は決まっているのでしょうか。
 
株式会社ネストエッグが実施した「夏のボーナスに関する調査」の結果から(※)、みんなの夏ボーナスの使い道や貯金に回す金額などを見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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夏のボーナスが支給される予定の人は53.8%。20万円以上40万円未満の人が3割

夏のボーナスが支給される予定があるかを尋ねたところ、支給される予定と回答した人は53.8%でした。一方で33.9%の人が支給されないであろうと回答しました。
 
ではボーナス支給予定がある人が想定する、この夏のボーナスの金額はどれぐらいなのでしょうか? この調査では「20万円以上~40万円未満」が32.6%で最も多い結果に。
 
次いで「20万円未満」が25.8%、「40万円以上〜60万円未満」が18.8%で、60万円未満が77.2%となっています。2021年に行った調査では、60万円未満は66.5%であり、昨年より今年の夏のボーナスは少なくなると予想している人が多いようです。
 

今年の夏のボーナスはレジャーに使う人が少し増える

夏のボーナスの使用目的を聞いたところ、最も多いのは「貯金・預金」が71.6%となっていますが、昨年74.0%から2.4ポイント少なくなっています。「生活費の補填」も昨年の31.3%から26.2%になっています。
 
一方で、割合としては少ないものの昨年より増加しているのは「ローン・借入の返済」「旅行」「投資」「外食」などで、レジャーや少しのぜいたくに使う人が若干増えています。
 
消費を伴う使用目的で比較すると、「旅行」は昨年では11.3%だったのが今年は19.3%と、8ポイント増加しています。また、「外食」が1.1ポイント、「クルマ」も0.6ポイント増加しています。
 
2020年から外出自粛を続けていましたが、感染者数が落ち着きを見せ、感染対策も身についてきたため、外出をしようとする人が増えたと思われます。一方、「ファッション」は2.9ポイント、「家電」が4.3ポイント減少しています。
 
夏のボーナスの使用目的を尋ねたところ、全体としては「貯金・預金」が圧倒的に多く、中でも18〜26歳の「Z世代」で貯金する人が最も多くなっています。貯金は若い世代ほどする傾向にあります。
 
Z世代では「旅行」「ファッション」「美容」「推し活」が他の世代より多くなっています。27〜41歳の「ミレニアル世代」では「投資」「ファッション」「推し活」が多くなっており、「氷河期世代」「バブル世代以上」では「生活費の補填」「ローン・借入の返済」が多くなっています。
 
夏のボーナスで旅行を予定している人に行き先を聞いたところ、国内旅行が99.6%と圧倒的ですが、海外予定を予定している人も2.3%いました。国内旅行では、北海道や沖縄、東京ディズニーリゾート、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのテーマパークのほか温泉旅行に行く人が多いようです。
 

夏のボーナスを貯金に充てる金額は昨年より5.8万円減

夏のボーナスを貯金に充てる予定金額は21万8247円で、昨年の27万6778円より5万8531円少なくなりました。夏のボーナスに占める貯金の比率は、「増やす予定」が昨年より微減し、「減らす予定」が1.3ポイントとやや増加しました。
 
貯金比率を増やす理由を聞いたところ、「生活防衛のため」が43.0%、「老後資金のため」が30.1%、「家族のため(教育費など)」が26.6%となりました。「家族のため」に関しては、昨年より7.8ポイント増えています。
 
一方、貯金比率を減らす理由は、「生活費の補填のため」が51.4%、「ローン返済のため」が29.0%、「買い物のため(自分のほしいもの)」が18.7%となりました。
 
コロナ禍も3年目に突入し、自宅にこもるより旅行に行ったり外食したりと、行動がやや外向きになってきたことがうかがえます。感染対策をしながら自分のやりたいことをして、楽しく過ごしたいですね。

 

出典

※株式会社ネストエッグ 夏ボーナス使い道調査、コロナ禍後初めて「貯金」がやや減少し「旅行」が倍増
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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