更新日: 2022.07.27 年収

コールセンターの仕事ってどんなもの? 正社員、契約社員、パート、派遣社員でどのくらい給料が違う?

コールセンターの仕事ってどんなもの? 正社員、契約社員、パート、派遣社員でどのくらい給料が違う?
求人サイトなどで、コールセンターのスタッフの募集広告を見たことがある人も多いでしょう。そのなかには、応募してみたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
 
そこでこの記事では、コールセンターの仕事内容やコールセンターで働いている人がどのような人なのか、適性を交えながら詳しく説明します。また、平均年収や就業形態ごとの給与の違いも解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

コールセンターの仕事とは?

コールセンターの仕事とは、電話を通じて顧客とやりとりをすることです。大きくインバウンド業務とアウトバウンド業務に分かれていて、インバウンド業務ではコールセンターにかかってきた電話に対応するのに対し、アウトバウンド業務ではコールセンターから顧客に電話をかけて商品の営業や案内などを行います。
 
多くの企業が顧客対応を行うためにコールセンターを設けていますが、近年ではコールセンターを専門に行う会社も増えていて、コールセンター業務を外注するところも増えてきました。そのなかには24時間365日対応しているコールセンターもあります。
 

コールセンターで働く人はどんな人?

平成27年の国勢調査では、コールセンターの従業員は日本全国に25万6850人いるとされ、女性のほうが多いです。コールセンターで働く人の雇用形態はさまざまで、パートタイマーや派遣社員として働いている人も少なくありません。
 
また近年では、企業と業務委託契約をして自宅にいながらコールセンター業務を行っている人もいます。このようにさまざまな就業形態があるため、自分のペースで働きやすいといえるでしょう。そして、経験を積むとスーパーバイザーとして、オペレーターを管理する仕事を任されることもあります。
 
コールセンター業務に就くために、特別な資格や学歴は必要とされません。ただし、電話応対が主たる業務なので、コミュニケーション能力が必要です。また、クレーム対応を行うことがあるため、ストレス耐性も欠かせません。
 
さらに、コールセンターでの業務は単に電話応対をすればよいというわけではなく、顧客から聞き取ったことをパソコンなどで入力する必要があるため、パソコンに抵抗がない人のほうが向いています。
 

コールセンターで働く人の年収は?

厚生労働省の令和3年度の調査によると、コールセンターで働く人の平均年収は349万3000円で、月額求人賃金の平均は21万7000円です。これは、コールセンター業務に就いている人の平均年収は、日本人の年収中央値の437万円より少なくなっています。また、平均就業時間は1ヶ月158時間となっています。
 
就業形態別の給与については、株式会社カカクコムが運営する「求人ボックス」によると、正社員の平均年収は375万円、派遣社員の平均時給は1290円、アルバイト・パートの平均時給は992円となりました。
 
この結果をもとに月収を計算すると、正社員が31万2500円、派遣社員が20万6400円、アルバイト・パートが15万8720円です(派遣社員、アルバイト・パートは月に160時間働いたと仮定)。
 
ちなみに、スーパーバイザーになると給与水準が高くなり、正社員の平均年収が404万円、派遣社員の平均時給が1346円、アルバイト・パートが1400円でした。都道府県別に見ると東京都の給与水準が最も高い結果となりました。東京都の正社員の平均年収は429万円で、スーパーバイザーだと448万円となっています。
 

就業形態によって給与差があるけれど自分のペースで働きやすい

コールセンターの仕事は電話による顧客対応や、対応した内容の入力業務が主な仕事です。特別な資格は必要ありませんが、コミュニケーション能力やストレス耐性をそなえている人が向いているでしょう。
 
月収はおよそ、正社員が31万2500円、派遣社員が20万6400円、パート・アルバイトの場合は15万8720円と、就業形態によって給与差があります。
 
しかし、さまざまな雇用形態で働けるため、自分のペースで働きたいという人にはおすすめです。経験を積めばスーパーバイザーの仕事を任され、給与アップを見込めるかもしれません。もし、コールセンターの仕事が自分に合っていると思ったら、ぜひチャレンジしてみてください。
 

出典

厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag(日本版O-NET)コールセンターオペレーター
厚生労働省 2019年国民生活基礎調査の概況各種世帯の所得等の状況
株式会社カカクコム 求人ボックス コールセンターの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ
株式会社カカクコム コールセンターSVの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集