更新日: 2022.09.20 年収

年収を上げるにはどうすればいい?「収入を増やす方法」や「年収が上がる人の特徴」を解説

年収を上げるにはどうすればいい?「収入を増やす方法」や「年収が上がる人の特徴」を解説
現在の給料や年収をもっと増やしたいと考える人は多いのではないでしょうか。また、企業に勤めているけれどなかなか給料が上がらないと悩む人は多いでしょう。本記事では、収入を増やす方法について解説します。
古田靖昭

執筆者:古田靖昭(ふるた やすあき)

二級ファイナンシャルプランニング技能士

本業で年収を上げる方法

年収を上げるには、現在勤めている企業で昇進や昇給する方法が単純かつ近道といえます。役職がない従業員と課長や部長などの役職者とでは、平均年収に大きな差があるためです。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると図表1のようになります。
 
図表1


出典 厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査 役職別にみた賃金 より筆者作成
 
ベンチャー企業など、組織が小さく、能力によって昇進や昇給するような企業であれば1年や2年など比較的短期間で年収が上がることがあります。しかし、年功序列制の企業になると能力があっても昇進や昇給の見込みは薄いでしょう。また業界自体の給与水準が低ければ、昇進しても大幅な年収増を見込むことができません。
 

本業以外で年収を上げる方法


本業以外で年収を上げるには、いくつかの方法がありますので紹介します。
 

副業をする

本業の他に副業をして年収を上げる方法があります。副業は仕事が終わった後や休日などの時間を活用して、クラウドソーシングの仕事やインターネットで個人販売を行う方法などがあります。さまざまな副業があるため、本業と両立しやすいものがよいでしょう。
 
ただし、企業によっては副業を禁止しているところもあるため、現在の勤務先で確認することが必要です。
 

スキルや資格を取得する

スキルや資格を取得して本業に生かすことで、昇進や昇給が期待できることがあります。また、転職時に有利になることもありますので、中長期的に活用ができるでしょう。
 

投資する

現在得ている給与のうち自由に使えるお金を使って投資をする方法があります。元金が減るリスクがあるものの、しっかりと勉強しリスク管理を行って投資をすればプラスになる可能性も高まるでしょう。
 

転職する

転職は、経験やスキルを生かすことができ、また条件によっては一気に年収を上げられます。給与水準が高い業界や企業に転職すれば、転職時点で現在よりも高い給与をもらえる可能性もあるでしょう。
 

起業する

起業して年収を上げる方法があります。ただし、ビジネスが成功すればの話です。特に、起業したての時期は、従業員として働いている時期よりも不安定になる可能性があります。思い切って起業するのではなく、まずは副業でビジネスを始めて見通しが立ってから退職するとよいでしょう。
 

年収が上がる人の特徴

年収は、仕事に関する勉強や努力を惜しまないタイプの人が上がりやすいといえます。言われたらやるのではなく、主体性をもって能動的に行動できる人、コミュニケーション能力が高い人は評価されやすいでしょう。
 
年収を上げるには、本業をメインで行うのであれば、副業や投資による方法があります。また給与水準が高い業界に転職して経験やスキルを生かす方法もあるでしょう。日頃の仕事においてスキルアップや資格の取得など自分を高めておくと本業で給与が上がる可能性も高くなりますので、今から準備を始めてみてはいかがでしょうか。
 

出典

厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査
 
執筆者:古田靖昭
二級ファイナンシャルプランニング技能士
 

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集