更新日: 2022.10.07 年収
手取り13万、生活苦でカードローンが90万です…月々の返済はいくらが良いでしょうか?
今回は、「手取り13万円」の人が90万円の借金を抱えてしまったときの適切な返済額や対処法などを紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
手取り13万円の場合の妥当な返済額は?
手取り13万円の場合、単純計算での手取り年収は156万円です。
貸金業法の総量規制では「年収を基準に貸付は3分の1」を目安にすることが決められています。つまり、年収156万円の人は本来52万円までしか借りることができません。すでに90万円借りているとなると、返済だけでも相当な負担になります。
この場合、できるだけ無理のない返済を考えるなら月々1万円以内に押さえることです。しかし、毎月1万円で返済するとしても完済までに7年以上かかります。利息分も含めるとさらに完済までの期間は長引くでしょう。
慢性的に生活費が足りないときの適切な解決策
生活費が慢性的に不足しているとしても、カードローンで補てんすることは良い選択とはいえません。では、生活が苦しいときはどのような解決方法が適切なのか紹介していきます。
・条件の良い職場への転職を考える
勤続年数や雇用形態にもよりますが、そもそも生活が苦しいほどの収入なら転職を考えることも必要な状況といえます。現在の仕事を続けながら、次の就職先を探してみましょう。例えば、転職サイトや転職エージェントを利用するという方法もあります。転職エージェントなら自分に代わって給与の交渉などもしてくれますし、悩みを相談することもできます。
・時間に余裕があるときは副業を始めてみる
勤務時間や出勤日数が少なく時間に余裕があるなら、副業を始めるのも収入アップの手段です。在宅で可能な仕事でもいいですし、飲食店などでアルバイトをするのもいいでしょう。例えば、時給1000円で3時間働くだけでも1日3000円になります。週に4日働いたとして1ヶ月当たり5万円近く収入をアップできます。副業で得た収入を返済に回せば、利息を抑えながら早めに完済することも可能です。
・家賃などの見直しをする
家賃を見直すことも、生活費の総額を抑えることにつながります。特に、同じ物件に何年も住み続けているときは、家賃が高いまま借り続けている可能性があります。通常、家賃は建物の経年劣化にともなって次第に下がっていくのが一般的です。
賃貸情報サイトで自分が住んでいる物件が出ていないか確認してみましょう。入居したときよりも家賃や初期費用が下がっているかもしれません。現在の住まいより安くて条件の良い物件があれば、引っ越しをすることも前向きな解決策です。
生活費の補てんとしてカードローンを利用するのはできるだけ避けよう
カードローンは、使い方によっては便利なものです。しかし、便利に使えるだけに利息が高いというデメリットがあります。利用するときは、ボーナスなどが入る前のつなぎ資金程度にとどめ、すぐに返済できる範囲内に抑えることです。生活自体が苦しいときは、安易にお金を借りるよりも転職や副業などで解決を図るようにしましょう。
出典
日本貸金業協会 お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)【貸金業界の状況】
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部