更新日: 2022.11.08 年収
フリーランスの「営業代行」ってどんな職種? 平均年収と始め方を解説
その調査によると、新型コロナウイルス感染拡大にともなって、フリーランスという働き方を選択する人が増加したこと、その中でも、エンジニア、営業事務、ライター、営業代行などが人気職種であることが分かりました。
この記事では、人気職種のひとつであるフリーランスの営業代行について解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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フリーランスの営業代行とは
営業代行とは、企業からの外注で営業活動をすることで、BtoBのビジネスにおいてよく利用されています。
企業が売上を伸ばすためには営業活動が必要ですが、近年では営業職の雇用や育成などのコストを削減するため、営業部門を外注する企業が増加しています。それに伴い、フリーランスとして営業代行をする人が増えています。
フリーランスの営業代行の仕事内容
営業代行の主な業務として、以下のようなものがあります。
●顧客の新規開拓
●ルートセールス
●テレアポ
●メール営業
フリーランスの営業代行の報酬形態
フリーランスの営業代行の報酬形態には、主に「固定報酬型」「成果報酬型」「複合型報酬」の3つがあります。それぞれ特徴は異なるため、自分のスタイルに合った報酬形態を選択しましょう。
【固定報酬型】
固定報酬型は、成果に関わらず、給料のように毎月固定で報酬が払われる形態です。成果に結びつかなくても報酬は固定されているため、安心して業務を請け負うことができます。
【成果報酬型】
成果報酬型は、成果に応じて支払われる報酬額が変動する形態です。営業成績次第で、高い報酬を望めます。努力に応じた報酬を希望する場合には最適な形態といえます。
【複合型報酬】
複合型報酬は、固定報酬型と成果報酬型を組み合わせたものです。最低限の固定報酬と成果に応じた報酬が支払われます。成果にかかわらず最低限の給与は保証されているため、安心して仕事をすることができ、営業成績次第で高い報酬を得ることも可能です。
フリーランスの営業代行の平均年収
フリーランスの営業代行の平均年収は、300~400万円程度といわれています。
フリーランスの場合、会社に所属しないため、自分の能力やスキル次第では1000万円を超える年収になることもあります。経験・スキルの差で年収が大きく変わる仕事といえるでしょう。
独立するまでに必要なスキルや経験
フリーランスの営業代行に必要なスキルとして、以下のようなものがあります。
営業スキル
基本的な営業スキルは、すべての軸になるものです。営業スキルがなければ、受注やアポイントメントの獲得といった結果をフリーランスとして残すことは難しいでしょう。
ヒアリングスキル
クライアントや顧客の課題の把握・解決するためには本質的な情報が不可欠です。そこでヒアリングスキルが求められます。
ヒアリングスキルは、相手が話しやすい環境を整えながら、悩みや問題点、潜在的なニーズを引き出すもので、営業分野においては非常に重要なスキルであるといえます。
プレゼンテーションスキル
プレゼンテーションは、商品・サービスを売り込む営業には欠かせないものです。そのため、プレゼンテーションスキルがなければ、要点を簡潔に伝えられず、商品・サービスの魅力や効果を顧客に理解してもらうことが難しくなります。
企画スキル
営業をするお客さまだけでなく、クライアント企業に対しても、企画スキルは重要です。
営業代行では、商品の販売やプレゼンといった方法も、自ら考え企業に伝える必要があります。仕事を多く受注するためにも、高度な企画スキルが必要です。
独立後の仕事の取り方
フリーランスの営業代行が案件を探す方法としては、主に以下の2つの方法があります。
1.企業から直接案件を獲得する方法
2.マッチングサービスを利用する方法
1.企業から直接案件を獲得する方法
企業から直接案件を獲得する場合は、仲介サービスや業者を介さないため、手数料を取られないというメリットがあります。まずは、自分でクライアント企業を探して提案をする必要があります。
2.マッチングサービスを利用する方法
マッチングサービスを利用する場合は、選択できる案件が多いため、条件や経歴を登録するだけで簡単に仕事を見つけられるのがメリットです。紹介されるのを待つだけなので、手間や労力をかけずにクライアントとつながることができます。
まとめ
フリーランスの営業代行について簡単に解説しました。フリーランスは会社に所属しないため手当や保証はありませんが、努力次第では大きな成果を残せるのが最大の魅力といえます。
将来に備えて年収のアップや自由な働き方を希望される方は、まずは副業から営業代行を始めてみるものいいでしょう。
出典
株式会社ファングリー・アンケトス調べ 「フリーランスの業務受注に関する実態調査」(2022年)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部