「年収は高いのに…」社員の定着率が低い企業の特徴って?
配信日: 2022.11.10
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1.ワークライフバランスを取りにくい
社員の定着率が低い企業は、ワークライフバランスを取りにくいという特徴があります。ワークライフバランスとは、仕事とプライベートの両方を充実させられる働き方のことです。内閣府のサイト「仕事と生活の調和」では、ワークライフバランスは国民の一人ひとりが望む生き方ができる社会の実現にとって必要不可欠だと解説しています。
残業が多い、有給休暇を取得しにくいなどの問題がある企業では、ワークライフバランスを取りにくいでしょう。そういった企業では就業後に自分の趣味を楽しめない、休日に家族との時間を全く取れないなど、プライベートに大きな支障が出てきます。
年収が高ければある程度は我慢できても、いずれは我慢の限界がくるでしょう。多少年収が下がっても、自分や家族のためにワークライフバランスを取りやすい企業に転職する人も少なくありません。
2.職場の人間関係が悪い
社員の定着率が低い企業は、職場の人間環境が悪いケースが多いでしょう。職場での人間関係の良しあしは、長く働き続けるために重要なポイントです。基本的に職場は1日の3分の1の時間を過ごす場所で、眠っている時間をのぞけば1日の大半を過ごすことになります。
職場で起こり得る人間関係のトラブルとしては、高圧的な上司がいる、トラブルを起こす社員がいる、社員同士のコミュニケーションが希薄などです。
社員の定着率が低く、常に求人を出している企業は、問題がある社員がいて定期的に人間関係のトラブルを起こしているケースもあります。社員同士のコミュニケーションが希薄だと生産性の低下にもつながり、残業が増える、有給休暇を取得しにくいなどの悪循環に陥るかもしれません。
3.仕事にやりがいや目標を感じられない
仕事にやりがいや目標を感じられないと、働き続けるモチベーションが上がりません。仕事にやりがいや目標を感じられない企業は、どんなに年収が高くても一定数は離職していきます。
例えば、いつも同じ作業ばかりで何年たっても自分のやりたい業務を任せてもらえない、どんなに仕事を頑張っても正当に評価してもらえないなどのケースです。自分の成長を実感することができないと、モチベーションが上がらずつらいでしょう。才能や努力を評価してくれる企業は他にいくらでもあるため、そのような企業はどうしても社員の定着率が低くなります。
社員の定着率が低い企業には注意が必要
年収が高いのに社員の定着率が低い企業には、ワークライフバランスを取りにくい、職場の人間関係が悪い、仕事にやりがいや目標を感じられないなどの特徴があります。年収が高い企業が求人を出せば、多くの応募者が集まるはずです。それでも常に求人を出している企業は、何かしらの問題がある可能性があります。口コミサイトやSNSで、企業の評判を調べてからエントリーしたほうが良いかもしれません。
出典
内閣府「仕事と生活の調和」推進サイト 仕事と生活の調和とは
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部