更新日: 2023.01.04 年収

【迎春】「獅子舞」の報酬はいくら? アルバイトの募集はあるの?

【迎春】「獅子舞」の報酬はいくら? アルバイトの募集はあるの?
お正月やお祭りのときに、獅子舞が出ることがあります。獅子舞は、疫病や悪いものを祓うために始められたとされており、次第に縁起物としても定着したことがお正月に見る機会が多い理由の一つです。目にすることはあっても、獅子舞の給与体系がどのようになっているのかあまり知られていません。
 
そこで、獅子舞はアルバイトでもできるのか、給与はどれくらいなのかを紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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獅子舞はアルバイトでできるのか?

そもそも、獅子舞は基本的にアルバイトという形ではなく、通常は地域の保存会などが中心になって伝承されているものです。舞っている姿を見る限りでは、簡単そうな印象を受ける人もいるでしょう。しかし、舞や曲などがさまざまにあり、それを覚えなければ獅子舞はできません。
 
実際にはお正月やお祭り以外でも舞うことが多く、代々神職に就いてきた社家(しゃけ)が大切に守っている伝統芸能の一つです。そのため、アルバイトという形で募集されることはほとんどなく、一般の人が獅子舞に挑戦できる可能性としては地域の保存会などになります。
 

獅子舞の報酬はどのようになっているのか?

神職として獅子舞を行っている人の給料体系は特に明らかにされていませんが、獅子舞は「ご祝儀」または「お花代」という形でお金を受け取るのが一般的です。ご祝儀の金額はさまざまで、相場としては1000~5000円程度と考えておけばいいでしょう。
 
例えば、1日30人から1000円ずつご祝儀をもらった場合は3万円です。もちろん、ご祝儀はそのときの気持ちですから、1万円以上包んでくれる人もいるかもしれません。
 
社家による獅子舞だと初穂料として受け取ることもあります。獅子の数などで初穂料が明確に決められていることが多く、例えば、3000円なら1頭、5000円なら2頭といった具合に変わっていきます。それ以上の内容になると1万円以上が相場です。
 

必ずしも楽に高額を稼げるわけではない

説明したように、獅子舞は基本的にご祝儀という形でお金を受け取ることになります。受け取れるお金にはばらつきが出るため、必ずしも稼げるとは限りません。お正月は高額なご祝儀をもらえる可能性は高いですが、予想より低い場合もあります。もしも、イベントなどで単発のアルバイト募集が出ることがあったとしても、その場合は時給で支給される可能性が高いといえます。
 
通常の獅子舞のように一般家庭などを回るわけでもなければ、ご祝儀は期待できません。例えば、時給1000円で5時間勤務した場合の支給額は、1日5000円程度と交通費といったところでしょう。
 
神事として獅子舞を奉納するときも、先ほど説明したような初穂料が目安です。1日に何ヶ所も対応できるわけではありませんし、お正月に集中して高収入を得るのは難しいといえます。例えば、お正月三が日に1万円の獅子舞を1日2回奉納したとしても、3日間で6万円です。
 

獅子舞は伝統芸能であり神事なのでお金はご祝儀として受け取るのが一般的

獅子舞は、気軽にバイトでできるものではありません。悪魔祓いや疫病除けなどのご利益があり、噛まれることで縁起が良いとされている伝統芸能で神事です。地域の保存会や社家によって行われることが多く、通常はご祝儀や初穂料という形でお金を受け取ります。ご祝儀で受け取る場合は1000~5000円ほどが相場なので、何人の人がいくら包んでくれるかでお正月の収入は変わります。
 

出典

石岡市観光協会 幌獅子
伊勢大神楽講社山本勘太夫社中 ご祈祷と授与品
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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