更新日: 2023.01.05 年収
チェンソーマン デンジの望む「普通の暮らし」。現在の日本での平均的な「年収」と「暮らし向き」は?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
チェンソーマン デンジの望む「普通の暮らし」とは?
デンジの望む「普通の暮らし」は、朝・昼・晩のご飯を食べ、お風呂に入って寝る暮らしのことを指しています。デンジは亡くなった父親の借金を返済するために、自分の臓器を売るほどの貧しい暮らしを幼い頃からしていました。とくに、デンジは食パンにジャムを塗って食べることに憧れており、誰もが当たり前のようにおこなっている、ただ平凡な暮らしを望んでいるのです。
現代の日本の平均収入は?
令和3年12月31日時点で、1年間勤務した給与所得者の平均収入は、443万円です。男性は545万円、女性は302万円が平均年収となっています。平均給与は正社員が508万円、パートアルバイトなどは198万円という結果になりました。新型コロナウイルス感染拡大前に比べて、増加しているのが特徴です。
また、民間の給与所得者は5931万人となっており、前年に比べると3万人増加しています。さらに、1年間勤務した給与所得者の平均賞与は67万円です。男性が86万円、女性が41万円と、賞与が2年ぶりに増加しているのも特徴になっています。
現代の日本人の暮らし向きについて
現代の日本人のおよそ4割以上が「暮らし向きにゆとりがなくなっている」と答えているのが現状です。とくに、2022年は大手メーカーの食品や飲料、日用品などの値上げが目立ちました。そのため、2022年7月に日本銀行がおこなった「生活意識に関するアンケート調査」では、およそ9割の人が物価の上昇を実感しているのが特徴です。
また、多くのものが値上げされるなか、給料は変わらないため、今後も「ゆとりがない」と感じる人が増加していくことが予測できます。およそ8割以上の人が、今後も収入が上がる可能性がないと考えており、生活が厳しいと感じているようです。
一方、1割程度の人はボーナスが増額したという意見も出ています。しかし、価格の高騰がいつまで続くかわからないため、節約や節税などで今よりも出費を減らす対策をしておくのも有効的です。副業ができる会社に勤めている場合は、副業やポイントサイトの活用など、少しでも収入を増やす方法を考えるのもよいでしょう。
フリマサイトや買取業者を利用し、不要品を売ることでも臨時収入を得ることが可能です。将来を考えるのであれば、投資信託や積立NISA、iDeCoの利用も検討してみましょう。
普通の暮らしを守るために今できることをしよう
デンジはご飯を食べてお風呂に入って寝るという普通の暮らしを望んでいました。現代の日本の平均年収は443万円と高いように感じますが、物価高騰に伴い「暮らし向きにゆとりがない」と感じている人が4割以上いるのが現状です。
2022年以降も物価高騰が予測されるため、普通の暮らしを守るためにも今できることをやりましょう。出費の見直しや副業、投資信託や積立NISAなど、状況に応じてできそうなものから検討してみてはいかがでしょうか。
出典
国税庁企画課
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部