時代はマグロよりも「カニ漁船」!? カニ漁船に乗るといくら稼げるの?

配信日: 2023.01.24

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時代はマグロよりも「カニ漁船」!? カニ漁船に乗るといくら稼げるの?
お金を稼ぐ方法にはさまざまなものがありますが、その中でも「漁船に乗って漁に出る」というのは、高額を得る方法として有名です。
 
かつては「マグロ漁船」が有名でしたが、最近では「カニ漁船」も話題になっているため、実際いくら稼げるのかと気になっている人も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、カニ漁船でいくら稼げるのかを、マグロ漁船と比べながら解説していきます。また、カニ漁船の仕事についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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カニ漁船っていくら稼げるの? 仕事のメリットやデメリットも紹介

カニ漁船には、日本海やオホーツク海、三陸沖など日本近海で操業するものと、アフリカ沖やベーリング海など遠海で操業するものがあります。ここでは、実際の乗組員の募集内容から、カニ漁船がいくら稼げるのかをみていきましょう。
 
日本近海でのカニ漁船の乗組員は、鳥取県にある会社の募集内容を紹介します。月給は20~100万円となっており、漁期には最低35万円の保証と歩合つきです。また、7、8月のシーズンオフの期間でも、月20万円が保証されています。漁獲高に応じて賞与も用意され、想定年収は500~800万円との提示です。
 
遠洋でのカニ漁船の乗組員は、宮城県にある会社の仕事内容に書かれているのは、初年度の月給が「月32万円+歩合」、2年後で「月40万円+歩合」となり、船長になると「月60万円+歩合」との内容です。そのため年収は、800~1500万円になるとされています。これをみただけでも、カニ漁船なら一般の会社員では手の届きにくい額を稼げることがわかるでしょう。
 
さらに、カニ漁船の仕事には「水揚げ量が増えるほど稼ぎも増える」「学歴不問」「定年がない」「資格を取るとさらに高収入が望める」などのメリットがあります。船上での食費・光熱費などが無料であるのも大きなメリットです。
 
ただし、「仕事がきつい」「船酔いに悩まされる」「海難事故に巻き込まれるリスクがある」などのデメリットも存在するので、十分な注意が必要です。
 

マグロ漁船の年収って? カニ漁船と比較してみた

マグロ漁船は、ほとんどが遠洋での操業です。年収は、新人である「員級B」が年収360~410万円、2年ほど働いている「員級A」が年収450~510万円、3年以上働き海技士の資格を取得すると「船舶職員」になると年収580~650万円と、船員のランクによって異なります。
 
また、「船長」になると年収は770~860万円であり、操業の責任者である「漁労長」なら年収は1000万円以上です。そして、カニ漁船と同じように水揚げ量によって稼ぎが増えます。
 
以上のことから比較すると、遠洋の場合はカニ漁船のほうがマグロ漁船よりも年収が高いといえるでしょう。ただし、近海のカニ漁船と比べた場合は、マグロ漁船で海技士の資格をもっている船舶職員クラス以上なら、年収は同等かそれ以上になるといえます。
 

カニ漁船ってどんなことをするの? 仕事や航海内容を紹介

ここでは、カニ漁船の仕事内容を順を追ってみてみましょう。
 
仕事は、「カニかご」にエサを仕掛けて海底に投下することから始まります。投下してから数日して引き上げますが、深い海底に仕掛けてあるため3~4時間かかるのが普通です。引き上げながら、次の投下のためにかごを幹綱に結びつけ、エサをセットしていきます。そして、船上では引き上げたカニを大きさ・品質別に選別し、保冷庫に保管していくのです。
 
この作業を、1日に10数回繰り返します。1日の勤務時間は漁場や天候によって毎日異なりますが、最長で19時間も続く場合があり、非常にきつい作業です。しかし、働けば働くほど給料が高くなるというメリットもあります。
 
航海は、前出した遠洋で操業する会社の場合、洋上作業60日と陸上作業7日がワンセットです。4航海後に50日の休みが取れるとなっています。一方、近海で操業している会社では1週間で1航海が多く、1日の休息をとったあと、翌日にはすぐ出航です。シーズンオフの7、8月に1ヶ月ほどの長期休暇が取れるとなっています。
 

さらなる高収入のため資格の取得を目指そう

今回は、カニ漁船で働いた場合、いくら稼げるのかを解説しました。カニ漁船で働くと、一般サラリーマンよりも高収入になる場合が多いと分かっていただけたことでしょう。これは、操業が日本近海であろうと遠洋であろうと変わりません。
 
そして、機会を見て小型船舶操縦士や海上特殊無線技士の免許取得を目指しましょう。この資格を取得すれば、カニ漁船でさらなる高収入を目指すことが可能です。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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