令和4年度のプロ野球選手の平均年俸は4312万円! しかし、年俸中央値は思ったよりも低い?
配信日: 2023.02.05
実際に令和4年度のプロ野球選手の平均年俸が公表されています。しかし、一部の数値が高いと平均値も高くなってしまうので、平均年俸だけではプロ野球選手の現実的な年俸は分かりません。それを見るためには中央値を確認する必要があります。
そこで本記事では、プロ野球選手の平均年俸がいくらなのかを紹介するとともに、中央値と比較します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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プロ野球選手の平均年俸は?
日本プロ野球選手会が公表している令和4年度のプロ野球選手の平均年俸をみてみると、4312万円となっていました。前年比3.3%増で、年俸総額は過去最高を超えたそうです。
図表1
日本プロ野球選手会 年度別平均年俸比較を基に作成
球団別に見てみると、ソフトバンクが最も多い7002万円で、12球団最下位の日本ハムとは4185万も差があることが分かります。親会社の資金力やチーム成績によるものもあるはずですが、球団別でも大きな差があることが分かりました。
プロ野球選手の年俸の中央値は?
それでは、年俸の中央値はどのくらいになるのでしょうか?
図表2
日本プロ野球選手会 年度別年俸中央値比較を基に作成
日本プロ野球選手会が公表している資料を確認すると、全球団の中央値は1500万円でした。平均年俸が4312万円だったことを考えると、中央値はかなり低く感じます。また、中央値が1500万円以上の球団は12球団中7球団でした。
特に注目したいのが、楽天とソフトバンクです。楽天の平均年俸は12球団中3位の6035万でしたが、中央値は12球団中11位の1150万円となっています。また、ソフトバンクも平均年俸は12球団中1位の7002万円なのに対し、中央値は1800万円です。球団内でも年俸の格差が大きいことが分かります。
楽天やソフトバンクと反対にDeNAは、平均年俸が12球団中7位の3732万円で、中央値は巨人と同率1位の2000万円でした。平均値との差も他の球団と比べて少なく、格差も少ないようです。
日本プロ野球選手会としては、協議をするなどして、年俸の格差をなくしていきたいと考えているようです。
プロ野球選手の年俸の中央値は1500万円
本記事では、プロ野球選手の平均年俸がいくらなのかを紹介するとともに、中央値と比較してきました。
平均年俸は4312万円でしたが、中央値は1500万円となっていました。プロ野球選手のイメージとしては少し低く感じた人も多いのではないでしょうか?
しかし、それでも一般的な会社員と比べると1500万円は大きな金額です。プロ野球選手はプレーで夢や感動を与えてくれますが、年俸でも夢を与えてほしいですね。
出典
日本プロ野球選手会
日本プロ野球選手会 年俸調査結果の発表
日本プロ野球選手会 年度別平均年俸比較
日本プロ野球選手会 年度別年俸中央値比較
日本プロ野球選手会 年俸調査を発表しました
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部