更新日: 2023.05.02 年収

大卒35歳の「平均年収」とは? 年収がいくらあれば「勝ち組」?

執筆者 : 柘植輝

大卒35歳の「平均年収」とは? 年収がいくらあれば「勝ち組」?
社会人が高い関心を向けるであろうことの一つに「平均年収」があります。特に大卒の場合、35歳にもなると友人内でもキャリアに差がつき始め、はたから見て自分の年収が平均以上なのか平均以下なのか気になってくる方も多いのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、大卒35歳の平均年収について調べてみました。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

大卒35歳の平均年収は484万4000円程度と推定

厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査の概況」によれば、大卒35~39歳の月額賃金は平均で34万6000円となっています(令和3年6月分として支給された現金給与額から時間外手当などを引いた額)。賞与が月額賃金の1ヶ月分、夏冬の2回支給されると仮定し、単純に14倍して換算すると年収は484万4000円相当となります。
 
これはあくまでも統計上の数値を用いた試算であり、正確な金額と言い切ることはできませんが、「大卒35歳の平均年収は484万4000円程度」と推定できます。
 

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大卒35歳の男性に限ると平均年収は510万円を超えると推定

先ほどの金額は男女合計の数値であり、男女別に絞って見ていくと平均年収はまた違ってきます。まずは男性だけに絞って見てみましょう。
 
調査によると、大卒男性35~39歳の月額賃金は平均で36万4800円となります。男女合計と同じ仮定で年収換算してみると、「大卒35歳の男性の平均年収は510万7200円程度」であると推定されます。
 
男性だけに限ってみると、全体の平均よりもやや高い年収水準になるようです。
 

大卒35歳の女性に限ると平均年収は417万円程度と推定

続いて女性に絞って見ていきましょう。大卒女性35~39歳の月額賃金は平均で29万8200円となります。こちらも同様に年収換算してみると、「大卒35歳の女性の平均年収は417万4800円程度」と推定できます。
 
女性だけに限ってみると、全体の平均よりもやや少ない年収水準となるようです。
 

大卒35歳は年収がどれくらいあれば勝ち組なのか?

勝ち組という言葉の定義は人によってさまざまです。そのため、年収がいくらあれば勝ち組、とは一概にはいえないでしょう。
 
例えば、年収が1000万円と大卒35歳の平均を大きく超えていれば、どんなに激務でプライベートの時間がなくとも勝ち組と考える方もいらっしゃるかもしれません。一方で、年収が400万円未満と平均より低くとも、好きなことを仕事にしていたり、毎日定時に帰宅できプライベートに使える時間がたくさんあったりする方が勝ち組と考える方もいらっしゃるでしょう。
 
仮に、年収が平均より高い水準にあることを判断基準とするならば、35歳の時点で年収が男性の平均である511万円以上あれば勝ち組といえそうです。
 
しかしながら、35歳というのは勝ち負けを判断するにはまだまだ早い年齢です。一般的な定年年齢である60歳や65歳になるまであと25年以上あることを考えると、勝ち負けを気にするより自分にとっての将来の理想像を明確にし、そこに向かって努力をしていく方が生産的でしょう。
 

大卒35歳の平均年収は484万円前後と推定!

厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」を参考にすると、大卒35歳の平均年収は484万円前後と推定されました。しかし、学歴と年齢、そして年収だけで勝ち組かどうかを一概に判断することはできません。
 
もし、自分が勝ち組であるのか気になるようでしたら、年収だけではなく働き方なども含めて総合的に考えてみてください。
 
自分が勝ち組ではないと思ったら、どうしたら自分の描く「勝ち組」になれるか考え、それを実現させるための行動に移してみましょう。
 

出典

厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査の概況
 
執筆者:柘植輝
行政書士