更新日: 2023.05.25 年収
工場勤務で年収を上げるにはどうすれば良い?
本記事では工場勤務の平均的な年収を見たうえで、どうすれば工場勤務で年収を上げることができるのかについて解説しています。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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工場の平均年収
それでは今回は厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査の概況」を参考に工場勤務の平均年収を見ていきましょう。もちろん工場によって福利厚生なども違うので、その面を考慮すると手取りに差は出てきますが、平均年収は次のようになってます。
製造業における男性の平均月額賃金(時間外手当や深夜勤務手当などを除く所定内給与額)は32万7600円、女性は23万7200円です。年収にすると、男性は393万1200円、女性は284万6400円となります。
ちなみに、全産業の平均月額賃金は男性は33万7600円、女性25万3600円ですので、どちらも平均よりは低い年収だと言えそうです。
年齢別の工場勤務の平均年収
続いて、年齢別の工場勤務の平均年収を見ていきましょう。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
年齢計 | 383万円 | 266万円 |
~19歳 | 222万円 | 210万円 |
20~24歳 | 245万円 | 227万円 |
25~29歳 | 285万円 | 250万円 |
30~34歳 | 325万円 | 263万円 |
35~39歳 | 366万円 | 271万円 |
40~44歳 | 401万円 | 281万円 |
45~49歳 | 434万円 | 294万円 |
50~54歳 | 477万円 | 290万円 |
55~59歳 | 487万円 | 280万円 |
60~64歳 | 350万円 | 229万円 |
65~69歳 | 299万円 | 209万円 |
70歳~ | 287万円 | 213万円 |
厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査の概況を基に作成
男性の場合は入社後、多くの企業の定年である60歳手前まで年収が伸び続け、女性は50歳手前がピークとなっています。
工場勤務で年収を上げるには
工場勤務で年収を上げるポイントとしては下記が挙げられます。
・勤務時間について
・働いている業務ポジションについて
・雇用形態について
まず勤務時間についてですが、残業をする、休日出勤をするという一般的な企業にも当てはまりやすいものもありますが、深夜業や交替勤務に従事することも手段の一つです。
工場では24時間などの長時間機械を動かすために、複数班の人が代わる代わる出勤するという不規則な勤務で対応する場合があります。深夜に勤務すると深夜業手当は必ず支給され、交替勤務に従事すると、交替勤務手当が支給される場合も少なくありません。
また、働いている業務ポジションも関係します。一般的に、製造業においては単純労働者よりも、管理・事務・技術労働者の方が年収が高くなります。より高度な業務をこなすことで、年収も上げることができるでしょう。
工場では正社員以外でも派遣社員や期間従業員も多く働いています。製造業での正社員・正職員の平均賃金は30万8500円なのに対し、それ以外は20万4100円と大きな開きがあります。現在正社員ではない場合、正社員の登用試験を受け、合格することで年収を増やせるかもしれません。
まとめ
工場勤務では男性は383万円、女性は266万が平均年収となっており、これは決して高いとは言えません。年収を上げるには交替勤務で働いたり、より高度な仕事をしたり、正社員となったりする必要があります。
もちろん、会社によっても年収や制度は異なりますので、気になる方は入社前に確認しておきましょう。
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出典
厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査の概況
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー