更新日: 2023.05.13 年収

年収340万で「家賃9万」って止めたほうがいいですか? 通勤もあるので「23区内」で考えています

年収340万で「家賃9万」って止めたほうがいいですか? 通勤もあるので「23区内」で考えています
家賃は、賃貸で暮らす場合に毎月必ずかかる固定費です。それだけに、適切な金額を知っておく必要があります。自分の収入に見合っていない家賃だと、少しずつ負担になります。高すぎる場合は月々の支払いも大変になりますし、余裕のある生活も難しくなるでしょう。
 
今回は、収入に対して適切な家賃の目安や決め方などについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

家賃は収入に対してどれくらいが適切か?

家賃を決めるときの目安の1つに、収入の3分の1という考え方があります。例えば、月収の手取り額が20万円の人なら6万6000円ほど、月収の手取り額が15万円の人なら5万円ほどが家賃の上限です。
 
今回の事例のように、年収が340万円の人の場合だと、手取りの年収は270万円ほどになります。単純に計算すると1ヶ月あたり22万5000円ほどなので、出せる家賃の目安は7万5000円が上限ということになります。
 
つまり、今回の場合のように9万円の家賃だと、支払っていくのは難しいといえます。東京23区内の単身向け物件の相場でいえば、1ヶ月あたり9万円の家賃は特に高くはありません。相場の範囲内ではありますが、22万5000円で家賃9万円の物件を借りると、残りの13万5000円から光熱費や食費、交通費などを毎月出していくことになります。余裕があまりもてないため、もう少し家賃を抑える必要が出てきます。
 

できるだけ家賃を抑えるには?


 
ここでは、家賃を抑える方法をいくつか紹介します。
 

・郊外の物件を借りる

家賃を左右する条件は、立地や築年数、広さ、設備などです。そのため、郊外の物件にするだけでも家賃を大幅に抑えることはできます。東京都内の場合でも、郊外になると4~7万円程度で単身者向けの物件を探すことは可能です。実際には通勤費がどのくらいかかるかも判断材料になりますが、上限7万5000円の家賃を4万円に抑えられれば3万円以上余裕が生まれます。
 

・古い物件に絞る

新築の物件は、きれいで設備も新しく快適ですが、その分家賃が高くなるのが一般的です。その点、築年数がたっている古い物件なら、家賃を安く抑えられます。古い物件だと水回りなどの老朽化が心配されますが、リノベーション物件やリフォーム済みの物件を探せばそういった心配はありません。
 

・ルームシェアをする

東京23区内にこだわりたいなら、友達や同僚など親しい人とルームシェアをするという方法もあります。ただし、2人以上で住むとなると、その分部屋も広くなるため家賃も上がるのがデメリットです。それでも、人気の高いエリアを外せば2LDKでも13万円前後で探すことはできます。2人で借りる場合、1人あたり6~7万円程度の負担で済みます。
 

・通信費などが込みの物件を探す

家賃が目安より高いか上限ギリギリの場合でも、通信費や水道光熱費などが含まれている物件を探せば固定費を節約できます。
 

上限より低めの家賃にして余裕のある暮らしを

家賃が高い物件になるほど見栄えや設備もよく、魅力的に感じるものです。しかし、収入に対して無理がある家賃だと、他の部分で余裕がなくなります。食費や光熱費を削るなど、快適な暮らしができなくなるかもしれません。
 
家賃は収入の3分の1を上限と考えて可能な限り手ごろな金額に抑え、預金もできる余裕のある暮らしを目指しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集