更新日: 2023.05.22 年収

保育士は多忙でも「手取り18万」!? それでも「月4万円」給与が改善されてるって本当?

保育士は多忙でも「手取り18万」!? それでも「月4万円」給与が改善されてるって本当?
保育士はやりがいのある仕事であると同時に、過酷な労働環境という印象を持っている人も多いのではないでしょうか。また、給与面でも一般的に低い場合も多く、保育士不足も深刻化しています。
 
そこで本記事では、保育士の給与について解説すると共に、なぜ保育士が多忙なのかについても紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

保育士の給与は平均給与よりも低い

1年間勤務した給与所得者の平均給与は年額で443万円です。給与の内訳は平均給料が年額377万円、平均賞与が年額66万円でした。
 
これに対して保育士の平均給与は、年額391万3700円となっています。内訳は平均給与が月額で26万6800円なので12ヶ月分で320万1600円、平均賞与が年額71万2100円です。
 
月の手取りで考えると、約18~19万円ほどと考えられます。また、保育士も新任の場合と主任の場合、施設長の場合では平均給与が異なります。
 

各役職の平均給与

全国保育協議会の会員の実態調査2021によると、新任の保育士の平均給与は304万1000円です。公設民営の新任保育士は310万円、民設民営の新任保育士は303万7000円となっています。運営主体によっても平均給与は異なるようです。
 
また、主任保育士・主幹保育教諭の平均給与は、500万6000円となっています。公設民営の場合は483万4000円、民設民営の場合は501万8000円です。主任保育士・主幹保育教諭になると、一般的な平均給与よりも給与が高くなります。
 
施設長の平均給与は、656万円4000円です。公設民営の施設長は605万6000円、民設民営の施設長は659万8000円となっています。施設長まで役職が上がると、平均給与もかなり高くなることがわかりました。
 
特に民設民営の施設長は、公設民営の施設長よりも多くの給与が貰えるようです。
 

公式サイトで申し込み

【PR】みずほ銀行カードローン

mizuho

おすすめポイント

・<金利年2.0%~14.0%
・ご利用限度額は10万円から最大800万円
・さらに入会金・年会費は無料!24時間、WEB申込受付中!

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 年2.0%~14.0%※1 最短当日
融資まで 来店
最短当日 -
※1 住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

保育士が多忙な理由

保育所にはサービスの確保のために「児童福祉施設最低基準」が設けられています。この基準には配置基準と施設基準の2つがあり、保育士の業務に関係があるのが配置基準です。
 
配置基準は保育士1人あたりが担当する児童の数を定めた基準で、保育士が無制限に多くの児童を担当しないように定められています。
 
具体的には、0歳児の場合は3人に保育士が1人、1・2歳児は6人につき保育士が1人、3歳児の場合は20人につき保育士が1人、4歳児以上は30人につき保育士が1人です。
 
確かに無制限に児童を担当しないようにするためには有効な基準かもしれません。しかし、1人でこれだけの人数の児童を担当することは、保育士にとってはかなり過酷な基準ではないでしょうか。
 

これでも保育士の給与は改善されている?

主任保育士・主幹保育教諭や施設長まで役職が上がると一般的な平均給与よりも多くの給与をもらえますが、保育士の平均給与は391万3700円なので低い水準です。しかし、この平均給与も年々改善されています。
 
厚生労働省によると、平成25年以降から給与の改善がされているようです。具体的には月額で給与が4万4000円上がっています。また、令和4年2月からはさらに月額で9000円の引き上げ措置もされました。
 
また、保育士を補助する保育補助者の雇用支援も進んでいます。この支援によって保育士1人あたりの負担が少なくなることが期待されています。少しずつですが保育士の給与も改善し、労働環境も改善されているようです。
 

現在は厳しい給与と待遇だが今後に期待

保育士は労働環境が厳しいです。また、給与が平均よりも低いため待遇面で不満や不安があると考えられます。しかし、給与や雇用環境は改善されてきているので、今後はより働きやすくなるかもしれません。
 
平均給与以上の給与と待遇面の改善が保育士を増やすことにつながることを期待しましょう。
 

出典

国税庁 令和3年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-
厚生労働省 賃金構造基本統計調査 令和4年賃金構造基本統計調査
全国保育協議会 会員の実態調査2021報告書
厚生労働省 保育士養成について
厚生労働省 保育士の働く環境は? 3つの改善
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集