更新日: 2023.05.24 年収
わが家の「水道光熱費」は平均より高い? 安い? 電気代は年間平均「24万円」!?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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水道光熱費料金はどのように決められている?
水道光熱費の料金は全国一律ではなく、水道料金は自治体、電気料金は電力会社、ガス料金はガス会社によってそれぞれ決められています。それぞれの料金の主な内訳は、以下のような例が多いです。
(1)水道料金
・基本料金(一定量までの水道使用料を含みます)
・従量料金(基本料金を超えた分の使用量にかかる料金です)
・下水道料金(上水道の使用量を汚水排出量として計算されます)
(2)電気料金
・基本料金(契約アンペア数によって決まります)
・電力量料金(使用電力量で計算されます)
・再生可能エネルギー発電促進賦課金
(3)ガス料金
・基本料金(都市ガス・プロパンガスなどで金額が異なります)
・従量料金(単位料金×使用量で計算されます)
これらの料金に消費税を加算して、契約している家庭に請求されています。
水道光熱費の全国・地域平均額は?
総務省統計局の統計結果によると、総世帯の年間水道光熱費全国平均額と地域平均額は以下の図表1のような結果となりました(ガス代は、都市ガス・プロパンガスを含みます)。
図表1
光熱水道費 | 電気代 | ガス | 灯油 | 上下水道 | |
---|---|---|---|---|---|
全国 | 24万4798円 | 12万6707円 | 5万4559円 | 1万3928円 | 4万9092円 |
北海道 | 30万8371円 | 12万7400円 | 5万2591円 | 7万8852円 | 4万8691円 |
東北 | 29万5684円 | 13万7171円 | 5万1461円 | 4万4434円 | 6万1876円 |
関東 | 23万9095円 | 12万2541円 | 5万9047円 | 8425円 | 4万8597円 |
北陸 | 27万8043円 | 14万7334円 | 4万9836円 | 2万3354円 | 5万7080円 |
東海 | 24万5494円 | 12万9958円 | 5万8751円 | 8286円 | 4万8093円 |
近畿 | 22万9661円 | 12万790円 | 5万6128円 | 5220円 | 4万7106円 |
中国 | 24万9804円 | 14万5313円 | 4万5295円 | 9355円 | 4万9237円 |
四国 | 22万9078円 | 13万5512円 | 3万9015円 | 1万872円 | 4万2890円 |
九州 | 22万592円 | 12万304円 | 4万6644円 | 6843円 | 4万6290円 |
沖縄 | 21万4777円 | 12万1083円 | 4万5452円 | 5231円 | 4万2679円 |
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2022年 1世帯当たり年間の品目別支出金額 11 都市階級・地方・都道府県庁所在市別を基に作成
上記の平均金額を見ると、電気代・ガス代・上下水道代に数万円以上の大きな差はなく、灯油代に地域差が大きいようです。
時期によって水道光熱費は変化する?
総務省統計局の統計結果では、水道光熱費は時期との関連性が出ています(図表2)。
図表2
1~3月 | 4~6月 | 7~9月 | 10~12月 | |
---|---|---|---|---|
電気代 | 1万4847円 | 1万1911円 | 1万1662円 | 1万2293円 |
ガス代 | 6825円 | 5828円 | 3704円 | 4522円 |
他の光熱 | 2828円 | 922円 | 259円 | 1607円 |
上下水道 | 5370円 | 5229円 | 5188円 | 5042円 |
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯を基に作成
上記の平均額を見ると、秋から冬にかけて光熱費が上昇し、春から夏にかけて減少しています。冬の時期は暖房を使うため、電気代・ガス代が他の時期と比べて上昇する傾向です。
まとめ
水道光熱費の料金は、住んでいる地域によって料金設定が異なります。そして春から夏は水道光熱費を節約しやすい時期ともいえるでしょう。自身の水道光熱費負担額と比較して、生活に無理がない範囲内での節約や光熱費契約の見直しを検討するのはいかがでしょうか。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2022年 1世帯当たり年間の品目別支出金額 11 都市階級・地方・都道府県庁所在市別
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー