更新日: 2023.05.25 年収

「平均給与」が高い業界はどこ? トップは「766万円」!

「平均給与」が高い業界はどこ? トップは「766万円」!
これから就職活動や転職活動をしようと考えている人の中には、これまで働いてきた業界よりも平均給与が高い業界で働きたいと考えている人も少なくありません。
 
どうしても業界によって平均給与は大きく異なるため、給料アップを期待したいなら、ある程度は業界についても調べておくのがおすすめです。
 
本記事では、平均給与が高い業界について解説するため、参考にしてみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

平均給与が高い業界について

平均給与については図表1にまとめました。
 
図表1

業種 平均給与
電気・ガス・熱供給・水道業 766万円
金融業・保険業 677万円
情報通信業 624万円
学術研究・専門・技術サービス業
教育・学習支援業
521万円
製造業 516万円
建設業 511万円
複合サービス事業 494万円
不動産業・物品賃貸業 426万円
運輸業・郵便業 425万円
医療・福祉 407万円
卸売業・小売業 377万円
サービス業 369万円
農林水産・鉱業 310万円
宿泊業・飲食サービス 260万円
全国平均 443万円

国税庁長官官房企画課 令和3年分民間給与実態統計調査を基に作成
 
給与が高い業界としては、「電気・ガス・熱供給・水道業」の平均給与766万円、「金融業・保険業」の平均給与677万円、「情報通信業」の平均給与624万円があげられます。
 
「平均給与の内訳には平均賞与・平均給料・手当が合算されているため、考え方としては1年間でもらえる金額の合計値になります。また、あくまでも平均給与になっているので役職などに就くことができたら、年収1000万円を超える可能性も考えられます。
 
平均給与が高い業界は、昔から就職活動や転職活動でも人気が高く、会社側もある程度は高い能力を持っている人材を求める場合が多いです。そのため、これから就職活動や転職活動を行う場合、自分が経験した内容や入社してから取り組みたい事業などについても考えておきましょう。
 
反対に平均給与が低い業界としてあげられるのが、「宿泊業・飲食サービス」平均給与260万円、「農林水産・鉱業」平均給与310万円です。平均給与はあくまでも目安として考えるのが大切といえる一方、基本的には、現在自分が働いている業界よりも平均給与が高い業界を調べてみるのがおすすめです。
 

平均給与だけを見て決めるのは危険

業界ごとの平均給与を見ながら就職活動や転職活動をするのは重要になりますが、平均給与だけを見て決めるのは危険といえるでしょう。同じ業界内であっても企業によって平均給与は異なるため、自分が就職した企業が平均よりも低い給与になっている可能性もあります。
 
例えば、年収が700万円と300万円の平均は500万円になっており、どうしても平均給与だけを見ても実態は把握できません。
 
ほかにも、勤続年数によって受け取れる給料が異なるのは終身雇用制では多く、問題を起こさず真面目に働いていると給料は増えていきます。役職に就くと役職手当なども支払われるようになるので、年収が一気に多くなる可能性も考えられます。平均給与だけを見て判断するのではなく、将来性なども見据えておきましょう。
 

手当の内容についても気を付ける

平均給与が高い業界が魅力的に見えてしまいますが、各種手当の内容についても最初に確認しておく必要があります。手当には残業手当や休日手当も含まれているため、平均給与が高くなっている原因は単純に労働時間が長くて手当が多くなっている場合もあるでしょう。
 
ワークライフバランスを重視したいと考えているなら、多少給料面が低くなったとしても残業時間が少なくて休日出勤がない企業を選ぶのが大切です。自分自身の希望している働き方などについても考えながら、手当の内訳についても把握しておきましょう。企業によっては独自で設定されている手当もあるため、気になる場合はホームページなどから先に確認しておきます。
 

まとめ

どうしても平均給与が高くなる業界もあれば、平均給与が少なくなってしまう業界もあるので、就職活動や転職活動をしているなら業界についても調べるのがおすすめです。
 
注意点として、平均給与はあくまでも目安であり、本当に高収入を得たいと思っているなら企業についても入念に確認しておきましょう。
 

出典

国税庁長官官房企画課 令和3年分民間給与実態統計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集