更新日: 2023.06.15 年収
夏の「冷房代」を節約したい! エアコンを使う以外に暑さを乗り切る方法とは?
本記事では、1人暮らしの場合、どのようにすれば冷房代を節約できるのか、エアコンを使う以外に暑さを乗り切る方法はあるのか、解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
1人暮らしの電気代はいくら?
総務省統計局が発表している2022年単身世帯の家計調査によると、電気代は平均で6808円となっています。時期によって電気の使用量や料金は変動しますが、年間平均で約7000円かかっていることが分かります。
電気代が大幅に上がる?
2023年6月から大手電力会社の電気料金が値上げされます。
2023年5月16日に開催された「物価問題に関する関係閣僚会議」で大手電力会社7社の値上げ申請が認められました。標準的な家庭の値上げ率は北海道電力が約21%、東北電力は約24%、東京電力エナジーパートナーは約14%、北陸電力は約42%、中国電力は約29%、四国電力は約25%、沖縄電力は約38%となっています。
実際の電気代は契約会社やプランの内容によって変わることが多く、政府が負担軽減策を打ち出すときもあり、必ずしも毎回値上げされるとは限りません。ただし、将来的には電気代の負担がさらに重くなるかもしれないため、節約は欠かせないといえるでしょう。
エアコンの冷房を節約する方法
電気料金が上がると家計の負担が重くなるため、節電を考える人も増えます。ただし、エアコンを全く使わないのは現実的ではありません。
特に7月や8月など夏本番を迎えると日中は最高気温が35度を超えるところも多く、熱中症になってしまうおそれがあるためです。電気代を意識してエアコンの使用を我慢することで健康を害してしまっては本末転倒です。
では、どうすれば無理なく節約ができるのでしょうか。
扇風機やサーキュレーターを使う
扇風機やサーキュレーターを使うと、空気が循環して冷気をより遠くへ送ることができます。室内に熱い空気がたまっている場合は窓際に置くことで外に逃がすことも可能です。部屋の中に空気がたまるとエアコンへの負担も重くなります。空気を循環させることでフル稼働する時間を減らしましょう。
帰宅時に換気する
仕事などから帰ったら、まずエアコンのスイッチを入れる人も多いかもしれません。すぐに涼みたい気持ちも分かりますが、帰宅時は熱気が室内にたまった状態なので、快適な空間になるまでに時間がかかってしまいます。
そのため、帰宅したらまず窓を開けて換気することをおすすめします。防犯上の理由などで窓を開けるのが難しい、そもそも窓がない場合は、扇風機やサーキュレーター、換気扇をまわす工夫をしてみましょう。
自宅以外の場所で過ごす
日中に仕事やプライベートの予定を入れて外出し、エアコンを使う頻度を減らすのも効果的です。ただし外出先でカフェに行く機会が増えるなど、エアコン以外の支出が増えてしまって結局節約できない可能性もあるので、注意しましょう。
どこに行けばいいか分からない場合は、自治体が運営している図書館に行くのもおすすめです。原則無料で本や雑誌を借りられて勉強できる場所が設置されているところもあります。空調も効いているので、夏は涼しく冬はあたたかいのはうれしいですね。
まとめ
今回は、1人暮らしの場合に夏の冷房代を節約するにはどうすればいいのか、エアコンを使う以外に暑さを乗り切る方法があるのか、解説しました。
図書館などの空調が効いた場所で過ごして、そもそも自宅のエアコンを使う頻度を減らすのも効果的です。自宅で過ごすときも定期的に換気して空気を入れ替える、扇風機やサーキュレーターを積極的に使って空気を循環させてエアコンへの負担を減らしましょう。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 001 用途分類(総数)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー