更新日: 2023.06.30 年収

30代期間工の平均月収ってどれくらい? ボーナスはもらえる?

30代期間工の平均月収ってどれくらい? ボーナスはもらえる?
期間工で働こうと考えている30代の人も多いのではないでしょうか。その場合、月にいくら稼げるのかが気になるところです。
 
そこで今回は、30代期間工の平均月収について、国内の某有名自動車メーカーを例にとって具体的に詳しく解説していきます。また、期間工はボーナスがもらえるかどうかについても紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

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30代期間工の平均月収ってどのくらい?

結論からいうと、30代期間工の平均月収は、ほとんどの企業で30万円前後です。もっとも、20代または40代でも、年齢による月収の差はほとんどありません。これは、作業する内容に違いがないことによるものでしょう。また期間工採用の条件には、年齢による収入の違いが書かれていることはありません。この点を考えても、30代の期間工の月収が、ほかの年代の月収と違うケースはないといえます。
 
ただし、採用時に企業が提示している条件をクリアしなければ、平均月収を得られません。例えば、国内の某有名自動車メーカーの期間工の月収は、29万2030円となっています。
 
この月収の中には、1カ月に21日勤務した日給と食事補助、そして、20時間の超過勤務手当、35時間の深夜手当、78.25時間の時間帯手当が含まれているのです。そのため、たとえ30代とはいえ、体力低下や病気などが原因で提示されている条件がクリアできなければ、月収は平均よりも下がっていくので注意しましょう。
 

期間工にボーナスってあるの?満了慰労金と満了報奨金について紹介

期間工には、正社員のように決まった時期にもらえるボーナスはありません。だたし、期間工にとってのボーナスと呼べる「満了慰労金」と「満了報奨金」が存在します。満了慰労金とは、契約期間を終えるときに支給される手当のことです。働いた期間によって支給額が変わります。
 
例えば、前出の某有名自動車メーカーの場合だと、6ヶ月満了で20万7400円、12ヶ月満了で30万5000円、35ヶ月満了なら39万6000円の支給です。
 
満了報奨金とは、遅刻や早退、または欠勤がない月に支給される手当のことです。こちらも同じ企業での場合は、6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月満了時に18万3000円、35ヶ月満了時には18万円が支給されます。つまり、満了慰労金と満了報奨金を合わせると、39万400〜57万6000円もの金額が支給されるのです。これは、期間工にとってのボーナスと呼べる存在でしょう。
 

短期間で稼げる?期間工のメリットとは

期間工の主なメリットには、「採用時に学歴・スキル・資格が不要」「住居費や交通費がほとんどかからない」「サポート体制の充実」「豊富な手当」などがあります。
 
企業には、研修制度が充実している場合が多いため、仕事に必要な能力は採用後に身につけることが可能です。それに、寮や食堂が完備されている企業も多く、住居費や交通費はほとんど必要ありません。また、各種社会保険制度や正社員登録制度、そして資格取得制度などサポート体制が整っている企業が多いのです。
 
そのうえ、期間工には豊富な手当があります。例えば、前出の某有名自動車メーカーを例にとると、満了慰労金と満了報奨金のほかに、「入社祝い金」「家族手当」「経験者手当」「食事手当」「赴任手当」「帰任手当」があるのです。採用された時点で、入社祝い金としての特別手当と初回更新特別手当がそれぞれ20万円、合わせて40万円が支給されます。
 
家族手当は18歳未満の子供1人につき2万円、経験者手当は最高で10万円の支給です。食事手当は出勤日1日につき250円であり、赴任・帰任手当はそれぞれ2万円が支給されます。この結果、期間工の平均年収は450~500万円となり、短期間で高収入を得ることが可能です。
 

短期間での高収入が期待できる30代の期間工

期間工なら、30代でもほかの年代と差のない条件で平均月収を得ることが可能です。正社員のようなボーナスはありませんが、その代わりに豊富な手当があります。そのうえ、ほとんどの企業で寮や福利厚生が充実しているため、食費や住居費もほとんどかかりません。まだ体力の衰えが少ない30代での期間工なら、短期間で高収入を得られるメリットが期待できるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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