更新日: 2023.10.18 年収
転職すべきか迷っています…。40代「事務職」正社員の平均年収はどれくらい?
有給休暇が取りやすかったり、資格がなくても応募がしやすかったりなど、魅力的な条件がそろう事務職ですが、ほかの職種と比べて、比較的給与が低いイメージがあるのではないでしょうか。
本記事では、40代事務職員の平均年収とともに、40代全体の平均年収と、40代で就ける年収が高い職業を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
事務職員の平均年収は?
国税庁が実施した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本における全職種の平均年収は457万6000円とのことです。
男女別にみると、男性が563万3000円、女性が313万7000円となっています。
それでは、事務職員の平均年収を確認してみましょう。パーソルキャリア株式会社が公表している、2021年9月~2022年8月の間に「求人情報・転職サイトdoda」に登録した約56万人の年収データによれば、「事務/アシスタント系」の平均年収は336万円となっています。
うち、男性は394万円、女性は321万円です。
全職種における正社員の平均年収が約458万円であることから、事務職員の平均年収は低めであるといえるでしょう。
40代の平均年収はいくら?
事務職への転職を検討する前に、一般的な40代の平均年収についてみていきましょう。
前出の「令和4年分 民間給与実態統計調査」の「年齢階層別の平均給与」をみると、40~44歳の平均年収は491万円(男性602万円、女性335万円)、45~49歳の平均年収は521万円(男性643万円、女性346万円)となっています。
女性は、年齢による年収の変化が少ないという特徴がありますが、男性は、60歳未満までは、年齢が上がるにつれて平均年収が高くなる傾向にあるようです。同じ40代の平均年収と比較しても、事務職の平均年収は低いといえるでしょう。
40代で年収が高い職業をチェックしておこう
平均年収は、働く業界や職種によって異なるため、昇給を目指して転職したいのであれば、年収が高い職業を確認しておくとよいでしょう。
先ほどのパーソルキャリア株式会社の調査によれば、職種・職業分類別の平均年収ランキングで、1位だった職業は「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」で、次いで「企画/管理系」、「技術系(IT/通信)」でした。
特に「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」は、女性の平均年収も500万円を超える可能性があり、注目が集まっている職種といえます。
出典
国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-
2 平均給与(第8表)平均給与(14ページ)
〔年齢階層別の平均給与〕(第14図)年齢階層別の平均給与(20ページ)
パーソルキャリア株式会社 doda 年収の高い職業は? 平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー