更新日: 2023.10.22 年収
東京23区内で「一番安く」暮らせるのはどこ?年収いくらあればよい?
そこで本記事では、東京23区内のワンルーム・1K・1DKの家賃相場を紹介し、一番安く暮らせる場所で住むために必要な年収を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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東京23区内の家賃相場は?
東京23区内のワンルーム・1K・1DKの家賃相場を調査したところ、およそ以下のような結果となりました。
※株式会社LIFULLと東建コーポレーション株式会社 ホームメイトの家賃相場を参考に筆者作成
表1の内容から、東京23区内において1番安い家賃で暮らせるエリアは葛飾区、かつ家賃相場は6万4000円であることが分かりました。一方で1番家賃相場が高いのは、港区の12万5000円という結果になりました。
東京23区内で最も家賃相場が安いところに暮らすには……?
東京23区内で最も家賃相場が安い葛飾区に住む場合、年収がどれくらいあるとよいのでしょうか?一般的な家賃の目安は、手取り月収の3分の1といわれています。これを基に、必要な年収を計算してみましょう。
【葛飾区(家賃6万4000円)に暮らすために必要な手取り月収】
6万4000円×3=19万2000円
【葛飾区(家賃6万4000円)に暮らすために必要な手取り年収】
19万2000円×12ヶ月=230万4000円
【手取り年収を総支給額の80%として考えたときの総支給額】
230万4000円÷0.8=288万円
家賃相場が6万4000円の葛飾区の場合、給料の3分の1を家賃に充てることを考慮すると、年収は総支給額で288万円あると安心でしょう。
しかし、人により食費・交際費・娯楽費など生活にかかるお金は異なるため、実際には手取り収入から家賃を差し引き、残りの金額で生活が可能か、貯金が可能かどうかをシミュレーションしておくとよいでしょう。
家賃の目安は手取り月収の3分の1程度で考えましょう
家賃の目安は、給料の3分の1が相場といわれています。ただし人それぞれの生活費は異なるため、手取り月収の3分の1以下に抑えなければいけない場合や、3分の1以上でも問題がない場合もあります。
手取り月収の3分の1はあくまで基準の一つと考え、実際には上京する前に給料から家賃を差し引いたお金がどれくらいあればよいかをシミュレーションし、住む場所を決めることをおすすめします。
出典
株式会社LIFULL 東京都の家賃相場情報 ワンルーム・1K・1DK/マンション・アパート・一戸建ての相場表
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