更新日: 2023.10.26 年収

国家公務員の年収はいくらくらい?「1年目」と「定年時」の年収の差は?

国家公務員の年収はいくらくらい?「1年目」と「定年時」の年収の差は?
仕事や収入の面で安定しているイメージが強い「国家公務員」。国家公務員の平均年収や、1年目と定年時の年収の差について調べてみました。就職や転職で国家公務員を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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国家公務員の平均年収はどれくらい?

人事院の「令和5年国家公務員給与等実態調査の結果」によると、国家公務員の平均給与は41万2747円で、内訳は以下の通りです。


・俸給 33万4218円
・地域手当等 4万3290円
・俸給の特別調整額 1万1994円
・扶養手当 9027円
・住居手当 6769円
・その他 7449円

2023年度の国家公務員のボーナスは、年間で4.5ヶ月分が支給されることになっています。これを踏まえて国家公務員の平均年収を計算すると、約681万326円になります。
 

国家公務員の1年目と定年時の年収の差はどれくらい?

国家公務員の年収について、1年目と定年時では、どれほどの差があるのでしょうか。
 
実際の年収は学歴・勤続年数・職種などで異なりますが、人事院の「令和5年国家公務員給与等実態調査の結果」によると、20歳未満の平均月収は17万465円とのことです。ボーナスを含めて計算すると、年収は約281万2673円です。
 
一方で56歳以上60歳未満の平均月額は50万7430円で、ボーナスを含めた年収は約837万2595円になります。以上より、国家公務員1年目の年収と定年時の年収には、約555万9922円の差があることが分かります。
 
国家公務員の年収は、勤続年数に応じて上がっていく傾向にあります。国家公務員のトップともいえるポジションに就く人は、年収1000万円を超えます。
 
内閣官房内閣人事局「国家公務員の給与(令和5年版)」によると、令和4年度の本府省局長の月収は約107万4000円で、年収は約1769万8000円とのこと。また事務次官の月収は約141万円で、年収は約2323万5000円です。
 

収入以外のメリットも!就職や転職で国家公務員を目指すのもあり

国家公務員は、国や地域のために働くやりがいのある職業です。人事院が、民間企業の給与や国内の経済状況に応じて、国家公務員の給与を決定しているため、安定した収入が期待できるでしょう。
 
「令和5年 人事院勧告・報告の概要」によると、初任給やボーナスの引き上げ、テレワークを中心に行う職員を対象に在宅勤務等手当を新設するなど、さまざまな取り組みを行うとのことです。
 
キャリアップや昇給が見込める仕事がしたいとお考えの方は、国家公務員も選択肢に入れてみてください。
 

出典

人事院 令和5年国家公務員給与等実態調査の結果
I調査結果の概要 職員数、平均年齢、平均経験年数及び平均給与月額
II 統計表〔参考1〕行政職俸給表(一)の年齢階層別、給与決定上の学歴別人員及び平均給与月額

令和5年 人事院勧告・報告の概要
内閣官房内閣人事局 国家公務員の給与(令和5年版) モデル給与例(16ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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