更新日: 2023.10.26 年収

転職先は「ボーナスあり」のはずでしたが、経営状況の悪化で「ボーナスなし」になりました。年収が大幅に下がってしまうのですが、なにか補償などはないのでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

転職先は「ボーナスあり」のはずでしたが、経営状況の悪化で「ボーナスなし」になりました。年収が大幅に下がってしまうのですが、なにか補償などはないのでしょうか?
ボーナスが支給される予定の企業へ転職が決まったものの、業績悪化の影響でボーナスが支給されなかった経験がある人もいるのではないでしょうか。ボーナス支給がなくなることで年収は想定よりも下がってしまいます。
 
そのため、何か代わりの補償などを受けられないかと考える人もいるでしょう。本記事ではボーナスが出ない場合の補償があるかどうかをはじめ、ボーナスが出ない場合の対策などについて紹介します。
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ボーナスが出ない理由と補償の有無を知ろう

ボーナスが支給されない主な理由としては、まず、そもそも給与体系にボーナス支給が含まれていない場合が挙げられるでしょう。特に年俸制の給与体系を採用している企業は、ボーナスがないケースが多くあります。
 
また、ボーナスはその年の利益や景気によって支給されるものであるため、今回のように経営不振や不景気などの影響を受ければ、減額や支給されないこともあるのです。
 
法律上は企業にボーナスの支払い義務は定められていないため、前述のような理由により、事前の説明なくボーナスの支給がなくなったとしても法的責任を問うことはできません。また、支給がないことの補償も特にありません。
 
ただし、就業規則や労働協約で支給について明記がある場合は、企業にボーナスを請求する権利があります。ほかにも、長年ボーナスが支給されていた場合は労働慣行が成立し、企業にボーナス支給を請求できる可能性もあるでしょう。
 
一方で「業績悪化の際は支給できない」など、何らかの但し書きが含まれている場合は請求できません。
 

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ボーナスが出ない場合にできることとは

ボーナスが支給されない場合は業績を上げる努力などをおこない、自身の給与アップや評価アップを目指すとよいでしょう。ボーナスがなくても月収を上げられれば、ボーナスをもらう場合と同等の年収を得られる可能性も出てくるため、基本給を上げられるように工夫をするのも1つの方法といえます。
 
また、副業を始めてみるのもよいでしょう。自分の持っているスキルを活かして、副収入を得ることも可能です。副業については認める企業も増えてきていますが、中には禁止している場合もあるため、始める前には就業規則を確認する必要があります。
 
それでもボーナスを支給されないことが気になるようであれば、転職を視野に入れるのも選択肢の1つです。ボーナス支給がないということは、企業の業績が悪い可能性も大いに考えられるため、将来性を気にしたほうがよいかもしれません。業績がよい企業であれば支給されるボーナスも高く、かつ、将来性を見込める可能性もあります。
 
ただし、業績が伸びている企業であっても、突然悪くなる恐れもあるでしょう。必ずしも一生安定しているとは言い切れないため、ボーナスの有無だけでなく、仕事内容や雰囲気なども確認することが大切です。
 

ボーナス支給に過度な期待は禁物

本記事で解説したように、企業はボーナスを支払わなくても法律違反を問われることはありません。ボーナス支給の有無は、業績や景気などの影響で変動する可能性が高いでしょう。
 
そのため、ボーナス支給を期待するのではなく、自己研鑽をおこない、評価を上げるなどして給与アップを目指すのがよい方法です。また、場合によっては副業や転職を視野に入れるのも1つの選択肢といえるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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