更新日: 2023.10.31 年収

30代で、製造業への転職を考えていますが、気になるのが年収です。実際のところ全体平均と比べて高いのですか? 低いのですか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

30代で、製造業への転職を考えていますが、気になるのが年収です。実際のところ全体平均と比べて高いのですか? 低いのですか?
「ものづくりに興味がある」「黙々と作業するのが好き」「機械を扱うのが得意」などの理由で製造業への就職や転職を希望する人も少なくありません。30代で異業種から製造業への転職をする際は、年収が気になるところでしょう。製造業の年収は全体平均と比較して高いのか、それとも、低いのでしょうか。
 
そこで、本記事では、製造業の年収について紹介していきます。
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製造業の平均給与はどのくらい?

国税庁の長官官房企画課が公表している資料「民間給与実態統計調査」によると、令和3年における製造業の平均給与は516万円でした。全業種の平均給与は、443万3000円でした。製造業と全業種の平均給与の差額は73万円となっており、製造業の年収は全体平均よりもやや高いことが分かります。
 

・もっとも年収が高い業種は電気業やガス業など! 製造業は第5位

ちなみに、平均給与がもっとも高かった業種は、電気・ガス・熱供給・水道業(766万円)でした。私たちの生活に欠かせない大事なインフラなので、平均給与が高くなっているのかもしれません。第2位は金融・保険業(677万円)、第3位は情報通信業(624万円)となっています。製造業は、第5位(516万円)でした。
 
もっとも平均給与が低かった業種は、宿泊業・飲食サービス業(260万円)です。製造業と比較すると、2倍近い差となっています。農林水産・工業(310万円)、サービス業(369万円)、卸売業・小売業(377万円)などの業種も、平均給与が400万円以下と低い傾向です。これらの業種から製造業へ転職する場合は、年収がアップする可能性もあるかもしれません。
 

・製造業は300万円超400万円以下が多い

業種別の給与階級別構成割合でみると、製造業でもっとも多かったのは、300万円超400万円以下(16.3%)でした。次いで多いのは、400万円超500万円以下(16.3%)です。両方を合わせると全体の3割を超えています。
 

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貯金をつくる方法

製造業の平均給与額を知り、高いと感じるか、低いと感じるかは人それぞれでしょう。もっと年収を増やして貯金を作りたいと思っているのであれば、副業を検討してみるのも手です。現代は働き方が多様化しており、副業を認めている企業も多くなりました。
 
本業のほかに、副業を始めれば、お金が貯まりやすくなることでしょう。飲食店やコンビニエンスストアなどでのアルバイト、ポイ活、データ入力、覆面調査など、さまざまな副業があります。
 
クリエイティブなことが得意だという方は、動画編集、Webデザイン、イラストなどを始めてみてはいかがでしょうか。貯金をつくるためには、収支の見直しも大切です。目標の貯金額を決めたり、無駄遣いを減らしたりなどの努力をしてみるとよいでしょう。生活防衛資金が貯まったら、投資にチャレンジしてみるのもよいかもしれません。
 
また職種によっては短期間で高収入を得られるものもありますので、興味がある方は探してみるとよいでしょう。例えば、製造業に興味がある方は、期間工などの働き方がおすすめです。
 
期間工は、期間限定で工場に勤務する労働者のことを指しています。派遣社員と異なり、メーカーの直接雇用となるのが特徴で、手当や一時金などが支給される場合もあります。寮付きの求人を選べば、生活費が抑えられるので、効率よくお金が貯まることでしょう。
 
勤務先は、食品工場、電子部品工場などさまざまです。自動車工場での募集が多いので、車に興味がある方にもおすすめの働き方です。
 

製造業の年収は全体平均よりも少しだけ高め!貯金したいならば副業も視野に入れてみては?

製造業の平均給与は、516万円です。全体平均の443万3000円と比較すると、73万円も高くなっています。ただ、300万円超400万円以下の年収の方が多いので、お金をたくさん稼ぎたい人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。貯金を作りたいのであれば、副業を始めてみるのも手です。自分にあった方法を模索してみるとよいでしょう。
 

出典

国税庁 民間給与実態統計調査

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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