更新日: 2023.10.31 年収
サービス業の平均年収ってどれくらい? 全体平均と比べて高い? 低い?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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サービス業の平均年収は高い?
産業別の賃金は、厚生労働省が発表している「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」を参考にできます。同資料によると、サービス業の賃金は次の通りです。
・サービス業の平均年収
「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、サービス業の平均賃金は1ヶ月あたり26万8400円です。ここでいう賃金は、労働契約などで定められた支給条件・算定方法により6ヶ月分として支給された現金給与額から超過労働給与額を差し引いたものを指します。この賃金を年収に換算すると322万800円です。
超過労働給与額を差し引いているため一般的に用いられる「年収」とは異なりますが、サービス業の賃金水準を理解することはできます。
・他の産業の平均年収
「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、令和4年における一般労働者の平均賃金は31万1800円です。この金額を年収に換算すると、374万1600円になります。サービス業の平均年収より52万800円多いといえます。
ちなみに、産業別で賃金が最も高いのは40万2000円の電気・ガス・熱供給・水道業、その次に賃金が高いのは38万5500円の学術研究、専門・技術サービス業です。年収に換算すると、電気・ガス・熱供給・水道業は482万4000円、学術研究、専門・技術サービス業は462万6000円になります。
貯金を増やす3つの方法
サービス業の平均年収は全体の平均年収をやや下回ります。貯金を増やすには、どうすればよいのでしょうか。
・副業を始める
貯金を効率よく増やす方法のひとつが副業です。例えば、休日を活用してアルバイトをすればトータルの収入を増やせます。アルバイトが難しい場合は、特技を生かして稼げる方法を考えるとよいでしょう。副業を始めるときは、勤務先のルールを確認しておかなければなりません。
・家計を見直す
毎月の貯金額は「1ヶ月あたりの収入-1ヶ月あたりの支出」で求められます。収入を増やせないときは、支出を減らすことで貯金額を増やせます。したがって、家計の見直しも貯金を増やす有効な方法です。見直しのポイントは、固定費の削減といえるでしょう。ここでいう固定費は、毎月決まって支出するものです。
代表例として、住居費・通信費・サブスクリプションサービス費があげられます。削減に成功すると、長期にわたり効果が続くため貯金額に与える影響は大きいといえます。
・給料の高い仕事を探す
短期間で稼ぎたい場合は、高収入の仕事を探すという手もあります。
例えば、所定の期間だけメーカーの工場で勤務する期間工という働き方があります。労働期間はケースで異なりますが、数ヶ月~12ヶ月程度が多いでしょう。期間工の魅力は、メーカーに直接雇用されるため基本給が高いことです。短期間で貯金を増やせる可能性があります。
自分に合っている働き方を見つけましょう
「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、サービス業の賃金は26万8400円/月、全体平均の賃金は31万1800円/月です。サービス業の平均年収は、全体平均よりもやや低いと考えられます。
サービス業として働きながら貯金額を増やしたい方は、副業をしたり家計を見直したりするとよいでしょう。あるいは、待遇が良いとされる期間工として働くこともできます。この記事を参考に、自分に合っている働き方や貯金方法を見つけてみてはいかがでしょうか。
出典
厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況:主な用語の定義
厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー