更新日: 2023.11.13 年収

「プロ雀士」になっても、麻雀だけでは生活できない!? Mリーガーになると、最低年俸は保証される?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「プロ雀士」になっても、麻雀だけでは生活できない!? Mリーガーになると、最低年俸は保証される?
日本国内にはさまざまな麻雀(マージャン)団体が存在しており、プロ雀士になるには、各団体が設けているプロ雀士試験に合格しなければいけません。それぞれの団体で規模や歴史は異なっていますが、プロ雀士がマージャンだけで生活するのは難しいのでしょうか。
 
実際にマージャンだけで生活できている雀士は存在しているかについて解説するので、気になる人、プロ雀士を目指している人は参考にしてみてください。
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マージャンだけで生活するのはかなり厳しい

プロ雀士といっても、マージャンだけで生活するのはかなり厳しいのが現実といえます。
 
特に、プロになったばかりの頃はほとんど収入がありません。そのため、プロとしての対局をこなしながら別に本業を持っている人も多く、ある程度プロ雀士としての知名度と実力を身につけるまでは、マージャンだけで生活をするのは現実的ではないでしょう。
 
また、プロ雀士として決められた年間対局をこなす必要があるのに加えて、個人で大会に参加するなら本業との調整も必要になります。プロ雀士になることは比較的簡単といわれている一方、マージャンだけで生活できるのは一握りのトッププロだけといえます。
 

マージャン一本で生活しているプロは少ない?

マージャン一本で生活しているプロは一定数いますが、近年では副業としてYouTubeや書籍執筆なども手掛けているケースが多くなりました。そもそもプロ雀士としての知名度を獲得するには、タイトルを獲得したり、大きな大会でファイナルまで常に残ったりするなど、メディア露出やファンからの目にとまる必要があります。
 
安定した成績を残せていないと賞金などが獲得できないため、本業を持ちながらプロ雀士として大成を狙っている人が非常に多いです。
 

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マージャンだけで生活するならMリーガーを目指す

Mリーガーとは、トッププロだけが参加できるナショナルリーグである「Mリーグ」に参加する選手のことで、企業と契約してチームに所属しながら決められた対局スケジュールをこなしていきます。
 
Mリーガーになるためには、参加チームからドラフト指名される必要があるため、かなりハードルが高いといえるでしょう。ドラフト指名されるには、マージャンの実力に加えてファン人気や将来性なども加味して評価されるので、実力が高くてもなかなか指名されないケースも少なくありません。
 
現在Mリーグに参加しているチームは9つあり、それぞれのチームに4選手が所属しています。そのため、各シーズンでMリーガーと名乗れる雀士は、9チーム×4人=36人です。
 
Mリーガーは規約で最低年俸が400万円に設定されているため、Mリーガーの契約ができると生活が一気に安定します。国内最高峰のリーグで切磋琢磨しながら戦える点、最低年俸として400万円が保証されている点が多くのプロ雀士がMリーガーを目指す理由といえます。
 

Mリーガーでもほかに仕事をしている選手は多い

Mリーガーになると最低年俸400万円が保証されますが、それでも、ほかに仕事をしている選手は多いです。
 
例えば、雷電に所属している萩原聖人選手は多くの作品に出演している俳優であり、他にも赤坂ドリブンズの渡辺太選手は東大卒の医者、KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳選手はモデルやタレントとして活躍しています。
 
最近ではYouTube配信を積極的におこなっているMリーガーも多く、マージャン以外でもさまざまシーンで活躍しているのが特徴です。
 
先述した渡辺太選手はもともとプロ雀士として活躍してMリーガーになったわけではなく、趣味として真剣にネットマージャンに取り組み、ネットマージャンの強豪としてドラフト指名を受けました。医師としての本業をしながらでもMリーガーになれることを証明した選手です。
 

まとめ

プロ雀士といっても、マージャンだけで生活するのはかなり厳しいのが現実であり、ほかに本業を持ちながら活動している人は多いです。Mリーガーの中にもほかに仕事を持ちながら活動している選手もいて、幅広いシーンで活躍しています。将来的にプロ雀士として生活したいと考えている人は、最初は兼業しながらタイトル獲得などを目指すのがおすすめです。
 

出典

M.LEAGUE(Mリーグ)公式サイト
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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