更新日: 2023.12.15 年収

不景気により冬のボーナスは「カット」されました…同じような会社はどれくらいありますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

不景気により冬のボーナスは「カット」されました…同じような会社はどれくらいありますか?
ボーナスの支給は法律で義務づけられているわけではないため、出ない年があっても問題にはなりません。
 
しかし、毎年夏と冬にもらえると思っていたボーナスがもらえないとなると、仕事のモチベーションにも影響が出る可能性があります。実際に、不景気が原因でボーナスが出ない会社はどれくらいあるのでしょうか。
 
本記事では、ボーナスが出なかったときのために、ボーナスに頼らない生活を心がける大切さについても解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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2022年の冬のボーナスが出なかった会社の割合は?

厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等」によると、令和4年冬のボーナスを支給した事業者数の割合は全体の70.5%で、前年より0.3%プラスとなっています。このことから、30%近い割合の会社で、ボーナスが出なかったと考えられます。
 
ボーナスの支給率を事業所規模別にしたものを、表1にまとめました。
 
表1

事業所規模 ボーナス支給事業所数割合
500人以上 97.4%
100~499人以上 93.6%
30~99人 90.1%
5~29人 67.3%
30人以上 90.9%

※厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等」を基に筆者作成
 
500人以上の規模の会社では97.4%という高い数値が出ている一方で、5~29人の規模の会社だと67.3%となっており、事業者規模の小さい会社ほど、ボーナスが出ない会社の割合が高いことが分かります。
 

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不確定要素のボーナスに頼らない生活を心がけることが大切

ボーナスは「会社の業績が悪い」などの理由で出ないこともあり得るため、突然「今年の冬のボーナスはなし」といわれても慌てることがないように、準備しておくことが大切です。
 
もともとボーナスが出ない会社で働いている人もいることを考えると、ボーナスに頼らない生活を心がけることも大切なのではないでしょうか。
 
例えば、毎月の給与が振り込まれたらすぐに一定金額を貯金する「先取り貯金」をとり入れたり、家計に影響しやすい「固定費」を見直して節約したりする方法があります。
 
「格安スマホに替える」「不要な保険に入っていたら解約する」「電気代やガス代の契約プランを見直す」など、比較的大きな節約効果が期待できる方法もあるため、試してみるとよいでしょう。
 
また、収入を増やすために副業をしたり、投資を始めたりすることも検討してみてはいかがでしょうか。
 
資金が増えれば、月々の赤字が減り、ボーナスで補塡(ほてん)せずに済みます。
 
ボーナスが出た場合は丸ごと貯金に回せるため、万が一、次回のボーナスが出なくても慌てることはありません。
 

不景気でボーナスが出ない会社も少なくない

全体の約30%の会社で、2022年の冬のボーナスが出なかったことが分かりました。
 
特に従業員数の少ない会社のほうが、ボーナスが出ない割合が高いため、事業所規模の小さい会社に勤めている人は、いつボーナスが出ない状況になっても慌てることがないように、普段からしっかり備えておくことが大切です。
 
固定費の節約や、先取り貯金などで毎月の給与を上手に貯金したり、副業や投資で収入を増やしたりする方法を考えてみるとよいでしょう。
 

出典

厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等 ≪特別集計≫令和4年年末賞与(一人平均)表2 令和4年年末賞与の支給状況(13ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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