42歳で年収「600万円」ですが、これって平均年収と比べて多いのでしょうか?
配信日: 2024.01.13 更新日: 2024.01.18
そこで今回は、40代の平均年収について解説します。さらに、収入を上げる方法もご紹介しますので、お金に関して不安をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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40代(単身世帯)の平均手取り年収
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」では、年代別の年間手取り収入を発表しています。今回は、40代の年収について見てみましょう。年間手取り収入の平均値と中央値、さらに収入額別の割合を表1にまとめました。
表1
年間手取り収入 | 40代 |
---|---|
平均 | 318万円 |
中央値 | 300万円 |
300万円未満 | 42.3% |
300~500万円未満 | 31.5% |
500~750万円未満 | 13.9% |
750~1000万円未満 | 3.7% |
1000~1200万円未満 | 0.9% |
1200万円以上 | 1.2% |
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」を基に筆者作成
40代の手取り年収の平均額は、およそ300万円です。年収額別の割合を見てみると、「300万円未満」が最も多く42.3%、次いで「300〜500万円未満(31.5%)」「500〜750万円未満(13.9%)」と続きます。
年収600万円であれば、手取りはその75~85%ほどといわれていますので、450~510万円ほどであると予測できます。40代で450万円以上の手取り年収であれば、平均よりも多いといえるでしょう。
今よりも収入を上げる方法
40代の平均手取り年収は300万円ほどであることが分かりましたが、老後の生活を考えると、もっと収入を上げたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
この章では、収入を上げやすくする方法を3つご紹介します。
現職場にて昇給を目指す
まずは、今の職場で昇進して昇給を目指す方法です。上の役職や管理職へ昇進することが一般的です。
会社によって昇給の方法は異なりますので、昇進できるのかも含めて、今後のキャリアについて上司に相談してみるとよいでしょう。
副業をする
副業を始めて、収入源を増やすことも有効です。自分の得意なことや、ライフスタイルに合った副業を選ぶことで、効率よく収入を増やせるでしょう。さらに、スキルアップや資格取得を目指すことで、副業でも高い報酬を受け取れるようになります。
ただし、なかには副業を禁止している会社もあります。会社規則に違反しないためにも、事前に副業してもよいかを確認しておきましょう。
転職する
今より収入の多い会社に転職することも選択肢の一つです。今までの経験を生かせる分野の会社であれば、経験やスキルが評価されて採用されやすくなるでしょう。
転職を成功させるには、複数の転職先から自分に合った会社を選ぶことが大切です。収入面も大事ですが、働く環境や仕事内容もしっかりとチェックしておきましょう。
これまで、自分のスキルがなかなか評価されずに悩んでいる方は、インセンティブのある会社を選択することも一つの手段です。スキルや成果によって基本の給与に報酬がプラスされるため、今よりも年収が上がる可能性があります。さらに、モチベーションアップにもつながるといったメリットも得られるでしょう。
42歳で年収600万円は平均以上
平均年収は年代によって異なります。まずは、自分の年代の平均額を確認してみましょう。今回のケースであれば、42歳で年収600万円は平均以上といえるでしょう。
平均年収よりも自分の年収が下回るようであれば、年収アップを目指すことも有効です。年収を上げる方法はいくつかありますので、今回ご紹介した方法をぜひ試してみましょう。
出典
金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)7.標本特性 表番号71 年間手取り収入(税引後)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー