「28歳で手取り年収400万円」の彼と婚約!結婚後は共働きの予定ですが、生活は大丈夫でしょうか?
配信日: 2024.01.13 更新日: 2024.01.18
老後資金を準備するためにも、計画的に貯蓄する必要がありますが、毎月いくらお金をためられるかは、収支額によって変わります。
そこで今回は、年代別の平均年収を確認しながら、老後にいくらお金が必要なのかを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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【年代別】二人以上の世帯における平均年収
まずは、二人以上の世帯における平均年収を見てみましょう。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」のデータを基に、年代別の平均手取り年収を表1にまとめました。
表1
年代 | 年間手取り収入(税引後) | |
---|---|---|
平均値 | 中央値 | |
20代 | 403万円 | 400万円 |
30代 | 550万円 | 500万円 |
40代 | 565万円 | 500万円 |
50代 | 660万円 | 600万円 |
60代 | 526万円 | 425万円 |
70代 | 431万円 | 380万円 |
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」を基に筆者作成
表1を見てみると、20~50代までは、年代が上がるにつれて、年収も高くなっていることが分かります。50代をピークに、定年退職を迎える60代からは年収が下がっています。
20代の結婚であれば、手取り年収400万円は妥当といえるでしょう。
老後に必要となる生活費はいくら?
年代別の手取り年収が分かったところで、次は、老後にいくら必要になるのかを見てみましょう。
総務省統計局の「家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)」では、二人以上の世帯における家計収支を発表しています。
表2
二人以上の世帯 | 非消費支出 | 消費支出 | 計 |
---|---|---|---|
勤労者世帯 | 11万6740円 | 32万627円 | 43万7367円 |
※総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)」を基に筆者作成
表2を見てみると、二人以上の世帯における月の平均支出は43万7367円です。手取り年収が400万円の場合、月に使えるお金は約33万円です。およそ10万円が毎月足りなくなることが分かります。この場合は、共働きをして、世帯収入を上げる必要があるといえるでしょう。
仮に共働きで世帯年収(手取り)が700万円だとすると、月に使えるお金は約58万円となり、14万円強が残ることとなります。その分を貯蓄に回せば、老後資金の準備はスムーズに進められるでしょう。なお、家庭によって支出は異なりますので、あくまでも目安として参考にしてください。
世帯年収が低い家庭では、まず毎月の支出を把握して、無駄な出費を減らすことが大切です。そして、いつまでにいくらためるのかを明確にして、計画的に貯蓄を進める必要があるといえます。
早めに資金計画を立てて老後に備えよう
結婚後の生活が今の収入でやりくりできるか否かは、生活スタイルによって変わります。月の出費が多い場合には、家計を見直して、無駄な出費がないか確認してみましょう。収支のバランスによっては、共働きで収入を増やすことも必要です。
老後の生活に困らないためには、早めに資金計画を立てて、計画的に貯蓄することが大切です。毎月の収支を把握して、いくら貯蓄に回せるのかを考えてみましょう。
出典
金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)7.標本特性 表番号77 年間手取り収入(税引後)
総務省統計局 家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年) 家計の概要 図Ⅰ-2-8 二人以上の世帯のうち勤労者世帯の家計収支-2022年-(12ページ)
※2024/1/18 記事を一部修正いたしました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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