更新日: 2024.01.12 年収

息子が大学へ進学するか迷っています。高卒と大卒では「初任給」に違いがありますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

息子が大学へ進学するか迷っています。高卒と大卒では「初任給」に違いがありますか?
一般財団法人 労務行政研究所が行った「2023年度 新入社員の初任給調査」によると、2023年度の大卒の初任給は22万5686円、高卒の初任給が18万3388円でした。大卒と高卒では、4万2298円の差で大卒の方が高いと分かりました。
 
もちろん、職種や業界により初任給の金額は異なりますが、初任給をより多く得たい場合は大学を卒業してから就職する方がいいと考えられます。高卒と大卒には初任給以外にもさまざまな特徴の違いがあります。それぞれのメリットを知ることで、どちらが自分の目的に合った進路か判断できるようにしましょう。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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高卒で働くメリット

ここでは高校を卒業して大学進学せずに就職するメリットを紹介します。特に専門的な分野や職人など高い技術が必要な仕事において、早いうちから経験を積むことはメリットになるでしょう。
 

早いうちから社会を経験できる

高卒で働くメリットの一つが大卒よりも早く社会人経験が積めることです。早く社会に出れば、その分だけ社会人としてのマナーや常識を身に付ける機会が増えます。また、専門的な技術が必要な職人のような職種であれば、長い間経験を積む必要があります。そのため、高卒から社会に出ることで経験を積める期間が長くなり、早くから技術を磨くことが可能です。
 

大学の学費を節約できる

高卒で働きに出ると、当たり前ですが大学に通う場合の学費がかかりません。さらに社会人として働きに出ていれば、大学生のアルバイトよりも安定した収入が得られます。大学に通う場合、授業料だけではなく教材費や生活費などさまざまな面で出費が増えますが、高卒で働き始めることで、学費の分だけ負担が減ります。奨学金の返済も発生しないため、毎月の給料から差し引かれることもありません。
 

早くから自分で稼ぐ力を身に付けられる

高卒で10代のうちから働き始めることは、経済的な自立を早くに達成できるメリットがあります。また、仕事をこなして給料をもらうことで自己管理能力や責任感、時間管理、コミュニケーションスキルなどの向上にも役立ち、さらに稼いでいくための基盤を早くから築けます。また、稼ぐ力を身に付けて家計を管理しようとすれば、支出を見直して節約したり、余裕ができたら貯蓄をしたり、将来に向けての資産管理能力も早くから身に付けられるでしょう。
 

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大卒で働くメリット

ここでは大学を卒業してから社会に出るメリットを紹介します。4年制大学の場合は、4年間さまざまなことを考えたり、体験したりする機会が与えられます。
 

将来やりたいことをじっくり考えられる

大学に進学すると、大学生活の中で自分がどんなことに興味を持ち、将来どのようになりたいかをじっくり考える時間が取れます。授業やサークルなどの体験を通してやりたいことが見つかる可能性もあるでしょう。大学に通うことで4年という長い期間をかけて、自分の今後の人生計画を細かく決められるメリットがあります。
 

時間のあるうちにしかできない体験ができる

社会人になって仕事をし始めると、自分に使える時間が限られてしまいます。大学生にも授業はありますが、社会人よりも自由に使える時間がたくさんあります。そのため、留学をして日本だけではなく海外の価値観に触れてみたり、部活動に力を注いだりと学生のうちにしかできない経験を積んでおくといいでしょう。これらの体験が就活で面接時に話せるエピソードにつながったり、社会人として働くうえでプラスになる価値観を得られたりする可能性があります。
 

大学で資格を取得してから就職できる

専門的な分野に進みたいと考えている方は、資格取得を目指せる学科や学部を選ぶことで大学生のうちに専門的な知識を身に付けられます。医師や薬剤師などの、指定の学校に通う必要がある国家資格をとる場合には、大学に通う必要があるでしょう。もちろん資格を目指さなくても、学部を問わず大卒を応募資格として求める企業もあります。
 

初任給だけでみると大卒の方が高い

初任給だけで比較すると高卒よりも大卒の方が4万2298円高いと分かりました。しかし、高卒と大卒それぞれのタイミングで就職するメリットは異なります。そのため、自分の将来の目的に合った就職タイミングを選択することが大切です。
 

出典

一般財団法人 労務行政研究所 2023年度 新入社員の初任給調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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